イストリチェ、パリオを制す
7月2日にシエナのカンポ広場で行われたパリオは、イストリチェが勝った。
勝ったのは、イストリチェ(ヤマアラシ)地区で、馬はパリオはデビューのジャ・デル・メンヒル。騎手はジジ・ブルスケッリ。あだ名はトレッチョリーノである。
この騎手は、ベテランで、すでに10回パリオで勝っており、11回目の勝利となった。
イストリチェ(Istrice)にとっては、6年ぶりの勝利となった。
前評判から言うと、本命による大勝利ということになる。スタートから、イストリチェの馬がトップで、そのままカンポ広場を3周し、1着となった。
スタート(mossa)はかなりてこずり、一時間ほどかかった。一度は綱が落とされたが、無効で、もう一度スタートやり直しとなった。
| 固定リンク


コメント
手に汗して読みました。緊張と期待、推理小説のごとき胸の高鳴り。パリオの全貌をはじめて知りました。興奮しています。これからパリオを見る目ができました。イヤア素晴らしい。
投稿: accatto_ma | 2008年7月 3日 (木) 09時53分
accatto_ma さん
おっしゃるとおり、素晴らしいお祭りなんですよ、パリオは。
パリオと名のつくお祭りは、イタリアのいくつかの町、たとえば北のアスティにもありますが、コントラーダ(地区)の活動がこれほど一年中繰り広げられていて、コントラーダの中の人間関係が濃密な例は、シエナ以外にはありません。
投稿: panterino | 2008年7月 3日 (木) 19時29分