パリオ当日の行事
7月2日、パリオ当日の行事を記す。
朝午前7時45分から、カンポ広場のマンジャの塔の真下の礼拝堂で、騎手のミサが行われる。騎手と各地区のカピターノが出席するが、カンポ広場で実施されるので、まわりにはそれ以外のコントラダイオーリ、観光客もいる。
シエナの大司教が来て、執り行うのである。
9時から第6試走。プロヴァッチャという。
10時半、各コントラーダは、パリオで乗る騎手の届け出をする。カピターノがコムーネに届け出るのである。これ以降は、騎手の変更はできない。逆に言えば、第1試走から第6試走の間は、騎手の変更は可能なのである。馬は抽選で決まり、変更はできない。
届け出は騎手の名前およびあだ名(sopranome)を届ける。騎手のあだ名(通称)は、騎手にとっての初パリオの時に決め、その後は変えることはできない。
15時頃 馬の祝福(Benedizione del cavallo)
パリオを走る10のコントラーダ、10頭の馬が、各コントラーダ指定の教会で祝福を受ける。祝福を受けるのは、馬と騎手なのだが、馬の祝福という。祝福の間に、馬が自然現象を起こすと、縁起が良いとされている。司祭は最後に「勝って帰れ」(vai e torna vincitore)と言う。
その後、すべてのコントラーダ、17のコントラーダによる時代行列が町を練り歩く。ドゥオーモやサリンベーニ広場を練り歩いて(コースも決まっている)最後にカンポ広場に入る。5時過ぎに入る予定。
19時半、パリオの本番である。
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