障害者に結婚が禁じられる
ヴィテルボで、交通事故のため半身不随となった若者が宗教婚を拒絶された(6月8日、コッリエーレ・デッラ・セーラ)。
拒絶したのは、ヴィテルボのロレンツォ・キアリネッリ司教。この選択は、「注意を払い、愛」をもってなされた決断であるという。
若者は25歳で、5月初旬に交通事故にあった。宗教婚(教会での結婚)が拒まれた理由は、彼が、子供を作れる状態でないことにあるらしい。
二人は、7日、世俗婚で結婚した。
歴史的には、グレゴリオ・マーニョ(教皇グレゴリウス1世590-604)は、肉体は、魂(essenza)を包むいまわしい袋(involucro)で、「健全な魂が、病んだ住まいに宿ることはない」という考えを持っていた。
またレオーネ10世(レオ10世、1513-1521)は、《Taxa camarae》で、障害者は、58リッブラを払えば、贖宥(indulgenza)が得られる、としたのは、ルター派が攻撃のために出した偽書あるいは、誇張した文書かもしれない。しかしトレントで出されたカテキズモには、身体障害者を聖職につくことを排除した規定がある。
こうした偏見はダンテの中にも見られ、てんかん(epilessia)患者に対し、《E quale e' quei che cade, e non sa como/per forza di demon ch'a terra il tira》といった一節がある。こうした身体の障害に対する偏見は1215年の第四ラテラノ公会議で確認されている。
もちろん、現在の教会は全く変わった。教会の何千という人々が、何千回にもわたり、過去とは異なる、深い関係を障害者と持っている。であるからこそ、ヴィテルボの二人の若者の例は、なぜ?と問いかけずにはいられないのである。
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