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2008年6月 2日 (月)

イタリア人のアイデンティティー

2giugno イタリア人の3人に1人は6月2日が何の日か知らない(6月1日、コッリエーレ・デッラ・セーラ)。

6月2日は共和国の記念日である。イタリアは第二次大戦後、王政か共和政かを選ぶ国民投票を実施し、その結果、共和政が実現した。

調査はコッリエーレ・デッラ・セーラ紙がIspoに依頼して、1002人に対して実施。誤差3%。

まず、自分はどこの市民であるかとの問いに対し、市町村(comune)と答えた人が22%。県(provincia) と答えた人が7%。州(regione)と答えた人が12%。イタリア市民であると答えた人が45%と最も高いが、ヨーロッパ市民と感じている人も12%いる。わからないが、2%。

イタリア人ともっとも強く感じる人の割合は、徐々に下がっている。2004年は52%。2007年は50%。2008年は45%で、半分を割った。

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コメント

panterinoさま、

イタリア人のナショナル・アイデンティティというのは
近代国家成立以降、常につきまとった問題と
理解してますが、現代になってさらに減少しているとは。
県と州のアイデンティティというのは
市町村と国家の間でかなり希薄かと思っていたのですが
案外といるみたいですね。
この県と州には主にどういうときに意識を
働かせることになるのでしょうか?

投稿: イタ近 | 2008年6月 5日 (木) 09時31分

イタ近さん

鋭い質問ありがとうございます。
県と州にもっとも帰属意識が強いのは、どういう人なのか、ということですね。

率直に言えば、わかりません。記事にもそういう記述はなかったと記憶しています。
以下は、僕の想像ですが、
1.自分が住んでいるのが、たとえば、都市ではなく、農村や都市の郊外で、地元では別の地名のある場合。行政的には、その都市(コムーネ)に所属しているのだけれど、それよりは、県、州の人間であると思うかもしれません。
2.コムーネが知られておらず、外の人に説明するときに、いつも県や州の名前を使っている人。コムーネ(市町村)は、大きなものから1000人程度の小さなものまで8000ほどあるようですから、新聞でも小さなコムーネは次にかっこして県名が書かれています。
3.何カ所か引っ越しをして、自分の帰属意識がある領域にまたがっている場合。

他にも、あるでしょうが、今のところ思いつくのはこんなところです。

投稿: panterino | 2008年6月 5日 (木) 14時46分

ありがとうございます。

向こうで見てたお笑い番組で
やたらとNapoliとBariの出演者が多かったので
もしかしたら2のようなことがあるのかと思ってました。

投稿: イタ近 | 2008年6月 9日 (月) 18時53分

イタ近さん

なるほど。最近はゴミ問題のおかげで、Chiaiano など、ナポリ郊外の地名も少しは知られるようになりましたが、さほど有名でないコムーネ出身の場合、ナポリの近郊出身なら、ナポリ出身、バリの周辺ならバリ出身と言ってしまうわけですね。
イタリアに来て、自分の出身を言うときも、関東なら、とりあえず、東京と言ってしまうのが、話は早いですね。(時間があれば、細かく説明しますが)。

投稿: panterino | 2008年6月 9日 (月) 19時43分

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