モンテ・デイ・パスキ銀行の拡大戦略、市場に評価されず
モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行の資本拡大戦略は市場から評価されず、株価が低迷している(5月5日、レプッブリカ、affari & finanza).
City グループは、モンテ・デイ・パスキ(MPS)の株式に対し hold の評価、目標株価を3ユーロから2,85ユーロに引き下げた。ドイツ銀行は、評価は hold であるが、目標株価は2,66ユーロである。
モルガン・スタンレーによるMPSの目標株価は2,45ユーロで、評価はunderweight で、2008年から2010年にかけての利益目標を約6,5%切り下げた。
MPSは2007年史上最高の利益14億3760万ユーロをあげ、2006年比、58%増であった。そして、2007年11月にスペインのサンタンデル銀行からアントンヴェネタ銀行を買い取ることを決定したのだった。そしてそのために50億ユーロの増資をした。
しかしこの買収および増資の手法が市場から評価されなかったのである。今日、MPS銀行は、イタリアで5本の指に入る銀行であり、2万4千人の従業員、1900の支店、400万人の顧客を抱えている。
アントンヴェネタ銀行の買収は、1990年代後半からの、銀行の規模拡大戦略、買収合併競争の中に位置づけられる出来事であった。
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