コントラーダの抽選
パリオを走るコントラーダの抽選が実施された(5月26日、コッリエーレ・ディ・シエナ)。
お断り:パリオに関する記事は、地元紙では、読者がパリオのルール・習慣を熟知していることを前提として書かれていますので、パリオの記事に関しては、管理人が説明的な記述を付加した形で、提供します。また、煩雑になるので、どこからどこまでが、管理人の付加した文章であるかはいちいちお断りせずに書いていきます。今回に限らず、パリオに関しては同様の方針であることをあらかじめお知らせいたします。
さて、5月25日、日曜日、カンポ広場で、午後7時過ぎから、7月2日のパリオに参加するコントラーダ(シエナの地区)の抽選が行われた。パリオは、地区対抗の競馬であり、お祭りである。
パリオで、実際に馬が走るのは10頭。コントラーダの数は17なので、走らないコントラーダが7つ出る。その7つは翌年のパリオに必ず出走できる。10頭出走するのであるから、3つ枠が空いている。その3つは、去年出走した10のコントラーダから抽選で選ばれるのである。運がよければ、去年の7月のパリオで走ったのに、今年の7月も走れるということになる。
今年、選ばれたのは、モントーネ(羊)、ブルーコ(芋虫)、ニッキオ(貝殻)の3地区であった。3コントラーダのコントラダイオーロ(地区の住民)は、抱き合って、大声をあげ、パリオの歌を歌っていた。
今回は、参加する10のコントラーダのうち、パンテーラ(豹)とアクイラ(鷲)がライバル、モントーネとニッキオもライバルということで、二組のライバルが出走する。ライバル同士は、自分が勝つこともさることながら、敵には絶対に勝たせない、即ち、パリオ旗は渡さないという強い意志が働く。
はやくも、トレッチョリーノという有名な騎手がどこのコントラーダに行くか、雇われるのかが話題になっている。
| 固定リンク


コメント