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2008年4月29日 (火)

ラテン語学習者、イタリアが世界一

Cavecanem

ラテン語学習者の比率は、イタリアが世界一高いことがわかった(4月25日、コッリエーレ・デッラ・セーラ)。

数字を見れば明らかだ。2005年の時点で、イタリアでは41%の高校生がラテン語を勉強している。250万人の生徒に対し、約100万人以上がラテン語を学んでいるのである。それに対し、ロマンス諸語(ラテン語から派生した言語)であるフランスの場合、大きな開きがある。中学で19%で、高校では3%にすぎない。ドイツでは5-8%、イギリスでは1-2%である。アメリカでも1,3%だ。

イタリアでは、芸術高校をのぞき、すべての高校でラテン語がカリキュラムに入っているのに対し、他の諸国では、ラテン語は人文―文学系統に進学する者だけが学ぶものとされている。この傾向は1970年代から生じている。

イタリアでは、理系高校(licei scientifici)でも、文系科目の比重が38%あり、厳密に理系の科目は30%にすぎないのだ。これはファシスト期のジェンティーレ改革に遡るという。

最近では、古典語(ラテン語およびギリシア語)が合格点に達せずに、卒業試験にひっかかる生徒が増えている。

実は、イタリアでは1962年に、義務教育を14歳までに延長したとき、中学校でのラテン語教育を廃止している。

国別の古典語学習状況は次の通り:

アメリカ

中学 選択
高校 選択
中高 1,3%

フランス
中学 選択
高校 選択
中学 ラテン語19%ギリシア語3%
高校 ラテン語3% ギリシア語1%

ドイツ
中学 選択
高校 選択
中高 5-8%(推計)

イギリス
中学 なし
高校 選択
高校 1-2%

ギリシア
中学 必修
高校 ラテン語選択ギリシア語必修
中高 ラテン語20-30%ギリシア語100%

イタリア
中学 なし
高校 必修
高校 ラテン語41%ギリシア語10%

となっている。

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コメント

ギリシャの学校で『ギリシャ語100パーセント』は、当り前なのでは…

投稿: ねこちゃん | 2013年2月 5日 (火) 18時37分

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