イタリア観光の危機
イタリアの観光立国の地位がさがっている(4月25日、レプッブリカ)。
イタリアを訪れる観光客は、年間8億5000万人(2006年)に達している。彼らが使うお金は、5800億ユーロ。さらに、2020年には16億人に増加すると見込まれている。
世界の観光で、トップ5カ国およびその5カ国が全体にしめる比重は次のように変化してきた。
1950年(トップ5カ国で71%)
1.1.アメリカ
2.2.カナダ
3.3.イタリア
4.4.フランス
5.スイス
1970年(トップ5カ国で43%)
1.イタリア
2.カナダ
3.フランス
4.スペイン
5.アメリカ
1990年(38%)
1.フランス
2.アメリカ
3.スペイン
4.イタリア
5.ハンガリー
2006年(33%)
1.フランス
2.スペイン
3.アメリカ
4.中国
5.イタリア
また、イタリアにおける観光の産業としての役割は次の通り:
観光で生み出した富 1567億ユーロ(2007年)
国内総生産の10,5%
観光市場で生まれる雇用
265万人 国全体の11,5%
2006年に外国人観光客が使ったお金
304億ユーロ(2006年)
また、行き先の多い順は
1.ヴェネト州 5万6726人
2.トレンティーノ・アルトアディジェ州 4万652人
3.トスカーナ州 3万8106人
4.エミリア・ロマーニャ州 3万6249人
5.ラツィオ州 3万1710人
となっている。
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