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2008年4月 1日 (火)

ロバのパリオ

Somari トッリータ・ディ・シエナでロバのパリオが行われた(コッリエーレ・ディ・シエナの3月30日、31日を参照した)。

トッリータ・ディ・シエナはシエナから東南へ数十キロ、電車で1時間のところにある人口6000ほどの町である。

ここで、年1回サンジュゼッペに捧げるお祭り、ロバのパリオ(palio dei somari) が実施される。今年は、3月30日であった(日曜日に実施なので、毎年日がずれる)。

町は、トスカナの町によくあるように、丘の上にあり、駅からは1キロほど離れている。

午前中は、時代衣装をまとった人たちの行列がある。その後、行列をした人たちが皆、町の中心の広場にある教会にはいり、ミサがあげられた。

競馬ならぬ競驢馬は、午後4時から始まる。トッリータ・ディ・シエナには8つのコントラーダ(地区)がある。ロバのレースは、地区対抗なのである。コントラーダの4つは、城壁のなかで、4つは城壁の外の地区である。

競技の仕方は次の通り。抽選により、ロバが各コントラーダに割り当てられる。2つのコントラーダずつで4回の予選(レース)が行われる。広場に砂をしいて臨時に設けられた楕円形の馬場を三周する。騎手は、鞍をつけぬ裸ロバに鞭なしでのる。追い込みは、素手でロバの尻をたたくのである。

こうして、4つのコントラーダが予選を勝ち抜く。そのあと、負けた4頭がいっせいに走る敗者復活戦(ricupero)がある。その勝者を加えて、5頭で決勝が行われる。その5頭のなかの勝者がこのパリオの勝者で、パリオ旗を得る。

この説明を読んで、シエナのパリオと似ていると感じた人もあるだろう。そう、シエナのパリオが中世にさかのぼる祭り・競技であるのに対し、トッリータ・ディ・シエナのそれは、1967年に生まれ、特別パリオをした年もあるので、今年が50回目とのことである。

今回は Stazione という鉄道の駅のそばのコントラーダが勝った。観客は約5000人。

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