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2008年4月19日 (土)

南部では、周辺部でPdlの票がのびた

Elettorale_49336 今回のイタリア総選挙では、南部では都市部のみでなく、周辺部でもPdlの票がのびた(4月18日、コッリエーレ・デッラ・セーラ)。

南部では、モリーゼ州をのぞき(ディ・ピエトロの地元で、Idvが票をのばした)、すべての州で、Pdl(自由の人民)が2006年(この時は、フォルツァ・イタリアと国民同盟)の総選挙のときより獲得票を増やしている。

各州の2008年と2006年のPdlの得票率は次の通り:

アブルッツォ
2008 41,58
2006 37,04(内訳フォルツァ・イタリア22,78,国民同盟14,26)

モリーゼ
2008 36,47
2006 37,77(Fi26,61,An11,16)

プーリア
2008 45,62
2006 40,47(Fi27,29、An13,18)

カラーブリア
2008 41,23
2006 31,74(Fi20,72、An11,02)

バジリカータ
2008 36,78
2006 30,59(Fi19,82、An10,77)

カンパーニャ
2008 49,08
2006 39,07(Fi27,2、An11,87)

シチリア
2008 46,63
2006 40,1(Fi29,4、An10,7)

サルデーニャ
2008 42,44
2006 35,44(Fi22,55、An12,89)

たとえばナポリの美しい地区ヴォメロでは、Pdlの票は43%であった。しかし、郊外のセコンディリアーノでは57%にはねあがる。同じことがサルデーニャ州のカリアリでも生じた。中心部でのPdlの獲得率は42%だが、庶民的な地域のサンテリアでは45%となり、実質的に郊外のサンテレナ地区では53%に達する。

こうした傾向は、プーリアでも、シチリアでも、カラーブリアでも、南部いたるところで同じなのだ。中心部よりも周辺部でPdlの得票率が高いのである。

だから南部では、北部の場合とは異なり、北部同盟の助けなしで勝利をおさめている。投票しているのは、企業家や自由な専門職業人だけではない。サラーリーマン、労働者、教師、彼らはかつては左派に投票していた人たちだ。

固定資産税の減税や、新生児へのボーナスが説得力を持ったのかもしれない。

またサルデーニャでは、前政権により、浜辺から500メートルから2キロのところでは建築を禁止してしまった。環境保護派からは賞賛されたが、サルヴァトーレ、チクによると、サルデーニャ州全体では、2万4000人の失業者を生み出したという。

また、シチリアでは、北部同盟の対応物として Movimento per l'Autonomia (Mpa, 自治への運動)が結成され Pdl と連合して戦ったが、この Lega Sud 南部同盟とでも言うべき政党は、決定的な成功をおさめることは出来なかった。得票率は、シラクーサで6,25%、トラーパニで4,81%、アグリジェントで5,91%、カターニャで14,26%といったところである。

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