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2008年4月 2日 (水)

増え続けるお手伝いさん

Badanti 老人や子供の世話をするお手伝いさんが増え続けている(3月31日、コッリエーレ・デッラ・セーラ)。

イタリアでは、2030年には、3人に1人が65歳以上、80歳以上の人も10%に達すると推計されている。

介護の問題はどうなるのだろうか。今日、261万5000人の自立できない老人がおり、その多くが、colf あるいは badante と呼ばれるお手伝いさん兼介護人(その多くが外国人女性である)に、介護や生活の補助をたよっている。

地域的には、中部および北部に多い。《welfare fatto in casa》(家庭での福祉、手作り福祉)などとも呼ばれる。

2000年から2003年の間に、正式に認められた badanti, colf はボッシ・フィーニ法によって、13万4000人から40万人に増加した。いわゆる overstay をした人たちで、最初、観光ビザで入ってきて、それが切れても滞在を続けていた不法状態を、この法律によって整理したわけである。

2006年の終わりにも約25万人の家事労働者が合法化された。2007年には、17万人に滞在許可書を与え、そのうち、6万5千人分を colf, badante に割り当てる予定だったが、申し込みは71万1101人からあり、40万3500人が badante としてすでにイタリアで働いていて、老人や子供の面倒を見ており、申し込んだのだった。

きっちりとした統計はないのだが、イタリアでこうしたお手伝いとして働いている人は約200万人。イタリア人は20%。Inps(全国社会保障保険公社)に登録している人は74万5000人。

Irefの研究者ジャンカルロ・ズッカによると、こうした職業に従事する人の半分以上(56,8%)がヤミで働いており、Inpsへの支払いがまったく、あるいは一部なされていない。全面的なヤミではなくても、灰色(61,5%)状態で、労働時間が少なく申告されている。

出身地は、旧ソ連諸国(29,3%)、東欧(31%)、アジア(15,9%)、中南米(14,5%)、アフリカ(9,4%)となっている

補助する家庭のタイプは、一人暮らしの老人、老人世帯、老人をかかえる世帯の手伝い(56,7%)、子供のいる世帯の手伝い(32,6%)、子供のいない世帯の手伝い(7,8%)、片親世帯(2,9%)となっている。

仕事の内容は、全般(家事および介護)が51,9%、家事のみが14,4%、介護のみが4,1%となっている。

世話をする家族との関係は、一緒に食事をする(68,1%)、一緒にテレビを見る(67,4%)、誕生日を祝う(37,4%)、指図の受け答えのみ(3,2%)となっている。

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