イエズス会総会長、辞任
イエズス会のトップ、総会長が辞任し、後継者が選挙で選ばれる(レプッブリカ、1月7日)。
イエズス会(Compagnia di Gesu')のトップ、Peter-Hans Kolvenbach 神父(写真)は、辞任し、後継者が選挙で選ばれる。イエズス会の総会長は、通称「黒い法王」(papa nero)と呼ばれる実力者であり、これまでは終身制であった。
イエズス会は1540年イグナチウス・ロヨラ(Ignazio di Loyala)がパオロ3世から許可をえて設立した。1773年には、多くの論争ののち、クレメンテ14世により解散させられた。その41年後、1814年に、ピオ7世によって復活させられた。
現在、司祭や神学者などの中で、イエズス会に所属する者は、1万9246人。1960年代には3万6千人であった。イエズス会士の平均年齢は、57、3歳で、今回、総会長は79歳で辞任する。
今回、イエズス会にとって第35回の総会が次期総会長選出のために開かれる。これに参加する世界各国からの代表は226人であるが、投票権を持っているのは216人である。後継者、第29代の総会長に選ばれるためには、110票以上が必要となる。
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