3人のアラーニャ
アラーニャが兄弟と一緒に三人でボローニャ歌劇場に出演する(レプッブリカ、1月5日)。
アラーニャは、2006年のスカラ座で《アイーダ》の途中降板で話題を振りまいたが、1998年にもラヴェンナで《道化師》でムーティと対立、降板があった。
ロベルト・アラーニャは44歳、妻はソプラノのアンジェラ・ゲオルギューで彼女も気ままなところがある。今回、ロベルトの弟ダヴィド32歳は監督で舞台美術家、もう一人の弟フレデリコ33歳は舞台美術家で画家。この三人が結集してグルックのオペラ《オルフェオとエウリディーチェ》の上演に参加する。
1月8日からボローニャのテアトロ・コムナーレで上演が始まる。
ロベルトは主人公で、「オルフェオは初めてだ。素晴らしい役柄だ。グルックは、1762年のウィーン版はカストラートにあてて書いたけれど、1774年のフランス版はドラマティック・テノールのために書いたんだ。当時は、一種のバリトンで、高音はファルセットで歌っていた。」
アラーニャの父はシチリアのシラクサ生まれでフランスに移民し、左官をしていたが、いつも歌を歌っていたという。母は、仕立て屋で、劇場や映画関係で働いていた。
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