ベルルスコーニによるRaiおよびMediaset の秘密支配網

ベルルスコーニ政権当時、イタリアの二大テレビ網Rai と Mediaset にはベルルスコーニの協力者がいて、大事件や政治事件の報道の仕方を詳細にいたるまで、電話で打ち合わせていた(レプッブリカ、11月21日)。
Rai は国営放送であり、Mediaset はベルルスコーニ一家が直接所有する民放である。本来、Rai と Mediaset はライバルで競争しあうはずだが、大事件に関して調整していたことが明らかになった。政治報道に関してもそうだった。すべてに渡って、ベルルスコーニおよびその協力者の手が日常的に及んでいたのだ。
これは別件 Hdc の倒産をめぐる盗聴捜査から明らかになった。2004年末から2005年春にかけての調査である。当時 Rai の役員だったデボラ・ベルガミニと当時 Mediaset のナンバー3だったニッコロ・クェルチは電話で連絡をとりあって、報道方針を調節していた。両者とも、元ベルルスコーニの側近である。
Rai のテレビニュースTG1とメディアセットのテレビニュースTG5は、ディレクターたち(クレメンテ・ミムンとカルロ・ロッセッラ)が、まさに「チームプレイ」を演じていたわけである。
Tg1の政治記者は、ベルガミニに、やっかいな問題は番組の最後にまわしたと報告までしていたのである。
教皇の死や、地方選挙の報道についても打ち合わせがなされていた。地方選挙で、(ベルルスコーニにとって)悪い結果となった場合には、やわらげて報道するという方針が確認されていたのである。
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