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2007年10月17日 (水)

イタリアの累積財政赤字

Almunia_joaquin
プローディ首相は、EUの経済・通貨問題担当委員のホアキン・アルムニアから累積赤字削減の努力を迫られたが、これをしりぞけた(コリエレ・デッラ・セーラ、10月10日)。

アルムニア委員は、イタリアの累積赤字がもっとも PIL(国内総生産)費が高いので、財政の累積赤字削減の一層の努力をもとめたが、プローディ首相およびパドア=スキオッパ経済大臣は、その努力は十分しているとして要求をしりぞけた。

現在、ヨーロッパ主要国の累積赤字の国内総生産比は次の通り。

イタリア  105%。2006年の106、8%からは改善しているが、EU諸国では最悪の数字。2008年度も100%を越える見込み。
ギリシア 100、9%。イタリアとともに、2007年度において財政の累積赤字が国内総生産比100%を越える2カ国の1つ。来年は、97%に減るみこみ。
ドイツ  65、4%。昨年の67、7%から改善した。EU 平均の66、9%をかろうじて下回った。
フランス 62、9%。マーストリヒト条約で定められた60%に近づいている。
スペイン 37%。2006年には39%だったのが減少した。2008年には34、7%に下がるみこみで、優等生である。

ちなみに、日本は2005年度末で一般政府負債残高(累積財政赤字)は957兆円で、国内総生産比では、190、2%に達しており(大和総研)、EUの中で最悪の数字となっているイタリアよりはるかに悪い(約2倍の)数値を示している。

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コメント

イタリアはEUの監視があるので、最悪にはならないでしょう。

一方日本政府の財政赤字は酷く、国債発行残高だけでも600兆円になります。

10年国債と言っても、特別ルールで60年償還しており、元本返済は年間10兆円に減らし、先延ばし。
10年で償還しない分は、借換国債と称して自動発行しています。今年の借換国債発行額は100兆円を超えていますね。

このような姑息な先延ばしをしていても、国債の累積残高が急増してしていては、元本返済も難しくなると断定できます。

年間の税収入は50兆円位。

いずれ破綻する公算が大きいです。

投稿: andy | 2007年10月18日 (木) 20時59分

andy さん

おっしゃる通り、イタリアの場合、EU およびヨーロッパ中央銀行がたびたび、財政赤字を減らしなさいという注文をつけてきますね。

我が国の場合、お目付役は、財務省のお役人だけでよいのか、ということですね。国民の自覚がないかぎり、相当厳しいことになるんでしょうね。

投稿: panterino | 2007年10月18日 (木) 21時28分

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