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2007年10月18日 (木)

ノーノの音楽は今でもスキャンダルか

Luiginono
マウリツィオ・ポッリーニが作曲家ノーノのコンサートをヴェネツィアとロンドンで開く(コリエレ・デッラ・セーラ、10月10日)。

ルイジ ・ノーノ(1924−1990)は20世紀前衛作曲家の一人。1950年にはイタリア共産党に入党し、1955年に、ヌリア(アーノルト・シェーンベルクの娘)と結婚、二人の娘シルヴィアとセレーナを得た。

あらゆる音楽の可能性を開き、電子音楽の実験をした。政治的な関わりは、彼の作品の歌詞に反映されており、ロルカやネルーダの詩がとられている。約60曲を作曲し、「中断された歌」、「愛を負うた大きな太陽へ」、「プロメテウス」などがある。

ノーノは戦闘的、政治的音楽家で、つねに弱い立場に立つもの、搾取される側の味方だった。労働運動では労働者に、ヴェトナム戦争ではアメリカに対しヴェトナム側に、アメリカに対してカストロ側に、チェコスロヴァキア侵入まではアメリカに対しソ連側に立っていた。

こうした活動のためか、「20世紀後半のもっとも偉大な音楽家の一人だが、それにふさわしいだけ演奏されていない」と世界的なピアニスト、マウリツィオ・ポッリーニは語っている。「実際は、ジジ(ルイージの愛称)とは、政治の話はあまりしなかった。その必要もなかったんだ。重要なことについては意見が一致していることがわかっていたから」

ポッリーニが最初にノーノの音楽を聴いたのは、1966年のヴェネツィアであった。ピアノを含む楽曲を依頼すると、ノーノは「力の光の波のように」と「...苦悩する静かな波」を作曲した。前者は、スカラ座でクラウディオ・アッバードとポッリーニによって初演された。

今回、ポッリーニがとりあげるのは後者および「光に照らされた工房」などである。

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