《題名のない子守唄》オスカーのイタリア代表に

ジュゼッペ・トルナトーレ監督の《題名のない子守唄》(La sconosciuta) が、オスカーの外国映画部門賞へのイタリア代表に選ばれた(コリエレ・デッラ・セーラ、9月27日)。
しかし、イタリア代表は、このところオスカーを獲得していない。トルナトーレはアメリカ人に知られた名前であり、1990年に《ニュー・シネマ・パラダイス》(Nuovo cinema Paradiso)でオスカーを獲得している。
しかし、トルナトーレの映画の指名が簡単に決まったわけではない。ダニエーレ・ルケッティの《Mio fratello e' figlio unico》とはわずか一票差であった。プロデューサによって提出された映画は6本あった。トルナトーレとルケッティのほか、オズペテクの《Saturno contro》, モライオーリの《La ragazza del lago》, ザヌッシの《Sole nero》, クリスティアーノ・ボルトーネの《Rosso come il cielo》が候補作にあがっていた。
審査員は16人のはずだったが、どたんばでジュリアーノ・モンタルドが欠席し、15人での投票となった。一回目は各審査員は、2つの映画に投票する。そこで、選ばれたのが、《La sconosiuta》, 《Mio fratello e' figlio unico》と 《La ragazza del lago》の三作。第2回投票と第3回投票では、5分の4の票を獲得すれば決定だが、もうこの時点で、トルナトーレ8票、ルケッティ7票であった。第4回から第7回投票では、5分の3を獲得しなければならないが、状況は変わらず。第8回目投票は単純多数決なので、それで代表がトルナトーレに決した。
トルナトーレの作品はロシアの演劇女優Xenia Rappaport が、搾取の地獄を抜け出て、謎めいた復讐をとげようとするウクライナ女性を演じている映画である。一方、ルケッティのものは、ジェルマーニャやスカマルチョといった若手がでる政治コメディ。
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