ドゥイスブルク殺人事件
ドイツのドゥイスブルクでイタリア人10人が殺戮された(レプッブリカ、8月17日)。
14日(火曜日)の夜、ドゥイスブルクのイタリア料理店ダ・ブルーノ(写真)で、ンドランゲタ(南イタリアの犯罪組織)のストランジョ・ニルタ組に近い6人が、その内の1人の18歳の誕生日を祝っていた。
夜中の2時ごろ、店を出たところ、彼らは頭を打ちぬかれ、殺された。その場からは70発分の薬莢が発見された。
2時半ごろ、ドイツの警察は、4人の遺体をフォルクスワーゲン・ゴルフの車体から発見した。
監視カメラが一部を撮影していた可能性があるという。
この事件は、犠牲者も犯人も、イタリアのカラーブリア州のサン・ルーカという村の出身および住人であると考えられている。サン・ルーカは住人4000人強の小さな村だが、1970年代から誘拐事件で広く名を知られている。村には、二つの有力な家があって、ニルタ・ストランジョとヴォッターリ・ペッレであるが、主導権を競い合っている。
現在の殺戮におよぶ復讐合戦(ファイダ)は1991年のカーニヴァルで、若者たちが卵を投げつけたことに端を発している。しかし、二つの組の対立の背後には、非合法活動がある。すなわち、誘拐、武器密売、コカイン密売である。
ヨーロッパにおけるコカイン密売に関しては、ンドランゲタはシチリアのマフィア、ナポリのカモッラを圧して主導権を握っている。
現在のファイダの直接の元となった事件は、去年のクリスマスに起こった。ストランジョ家の人々が集まった家に銃弾がうちこまれ、マリア・ストランジョ33歳が死亡、5歳の息子も怪我をした。夫ジョヴァンニ・ニトラも怪我をしたが、彼はボスの一人だった。
この日から、ニルタ・ストランジョ家およびヴォッターリ・ペッレ家の男たちは姿を消した。女、子供を残して村から離れたのである。唯一のこったのは、ブルーノ・ピッツァータは、1月4日に47発の銃弾をうけて死亡した。
ドゥイスブルクのイタリア人の50パーセントは飲食業およびサービス業に従事しているが、ピッツェリア、ジェラテリアを経営をンドランゲタが支配しているといわれている。
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