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2007年8月31日 (金)

プローディ、減税に言及

Prodi3 プローディが減税の可能性に言及した(この項、Corriere.it による、8月30日)。

プローディ首相は、RAIのラジオ番組のインタビューで、昨年はイタリアは秩序が乱れていて、それを修正する必要があったが、今年は状態がよくなったので、市民に対し、減税の可能性を語ることができるようになった、と語った。

しかし、税をカットするだけでは立ち行かないので、政府の歳出の抑制および税逃れとの戦いが必要だとしている。

また、ヴェルトローニがかかげている税に関するマニフェストは、政府の方針と10分の9一致するので、気に入っているとも述べた。

ベルルスコーニに関しては皮肉たっぷりに、彼はカレンダーのように選挙法に対する意見を変える、そしていつも政府はあと6ヶ月で倒れるといい続けているのだ、と突き放した。

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2007年8月30日 (木)

キアラ・ポッジ殺人事件、血まみれの衣服発見

Garlasco_carabinieri01g ガルラスコで若い女性が殺害され、婚約者が取り調べを受けている事件jに関し、現場から数キロの地点で血まみれの衣服が発見されていた(コリエレ・デッラ・セーラ、8月28日)。

発見されたのは、男もののズボンとテニスシューズなど。発見されたとき見たところ血がついているように思われたという。

それが本当に血なのか、当殺人事件と関係があるのか、ないのか、などを含め科学的な鑑定を、パルマの科学捜査班が実施している。

この操作の結果しだいでは、事件は大きな転回点を迎えることになる。

捜査当局は、犠牲者のキアラ・ポッジには秘密の恋人や、秘密の生活はなかったことを明らかにした。キアラに逸脱したところがないことから、殺害動機がなんであったかが問題となってくる。

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2007年8月29日 (水)

プッチーニの秘密の愛人

Puccinii1 プッチーニの秘密の愛人がついに突き止められた(コリエレ・デッラ・セーラ、8月28日)。

プッチーニに関しては、妻が若いお手伝いとの仲を疑って、その女性(ドリア・マンフレーデイ)を解雇し、ドリアは根拠のない汚名をきせられたとして、その数日後自殺した。

死体解剖の結果、彼女は処女であることが判明し、プッチーニ夫人は訴えられた。

今回、映画監督のパオロ・ベンヴェヌーティがつきとめたのは、プッチーニが当時つきあっていた女性はドリアではなくて、ジュリア・マンフレーディであった。

彼女は《La terazza di Emilio》というバールを切り盛りしていて、プッチーニは足しげく、そのバールに通いつめていた。

彼女が、《西部の娘》の主人公ミニーのモデルになったのだと考えられる。

ドリアの自殺は1909年のことであったが、実はジュリアとドリアは従姉妹で、同い年であった。ジュリアは1メートル80もある女丈夫で、狩にいき、男のように銃も撃った。

ドリアは二人のことを知っていたのであるが、家名を守るため、口を割らず、命を絶ったのである。

その後も、プッチーニとジュリアの仲はつづき、1923年に男の子アントニオが生まれている。1924年にプッチーニが死んでしまい、アントニオは貧困の生活を送った。

現在はその娘ナディアが存命である。父アントニオから受け継いだ鞄には、プッチーニからの手紙や写真が残されていた。

これらをもとに、映画監督パオロ・ベンヴェヌーティは、《湖の娘》 を撮った。

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2007年8月28日 (火)

バスの運賃、フィレンツェが最高

Autobuspasseggeri169 バスの運賃は、一時間当たりで比較するとイタリアで最も高いのはフィレンツェで、安いのはパレルモであることがわかった(この項、イル・ソーレ24オーレ、8月27日)。

実際のバスの件は、有効時間が都市によって異なっている。

フィレンツェは1,2ユーロで、70分有効。

アンコーナ 1ユーロ 60分
ボローニャ 1ユーロ 60分
トリエステ 1ユーロ 60分
ヴェネツィア 1ユーロ 60分
ペルージャ 1ユーロ 70分
トリーノ   1ユーロ 70分
ジェノヴァ  1,2ユーロ 90分
ミラーノ   1ユーロ 75分
ローマ   1ユーロ 75分
トレント  0,9ユーロ 70分
アクイラ  1,1ユーロ 90分
アオスタ  0,7ユーロ 60分
カリアリ  1ユーロ  90分
ナポリ   1ユーロ  90分
バーリ   0,8ユーロ 75分
カンポバッソ 1,2ユーロ 120分
ポテンツァ 0,8ユーロ 80分
カタンザーロ 0,8ユーロ 90分
パレルモ  1ユーロ 120分

このほかに、一月の定期があり、たとえばフィレンツェでは34ユーロ、アンコーナ28ユーロといった具合に、ほとんどの都市で、20数ユーロから30数ユーロで定期が買える。

市内と郊外に同じチケットで行ける町と別になっている町がある。

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ミラノの病院で選択的中絶の事故

Aborto_selettivo ミラノの病院で、双子を妊娠している女性が選択的中絶手術をうけたが、誤って「健康な」胎児を死亡させてしまい、この事件が明るみにでて、中絶をめぐる議論がふたたび激しく起こっている(コリエレ・デッラ・セーラ、8月27日)。

病院はミラノのサンパオロ病院で、40代の女性。羊水検査を妊娠15週で実施し、その結果、双子のうちの一人に染色体異常が認められた。

妊娠18週で選択的中絶手術を実施したが、誤って「健康な」胎児を死亡させてしまったのである。

医師によると3週間の間に胎児の位置が入れ替わってしまったのではないか、ということで、エコグラフだけでは、二胎児の区別はつかないという。

この事件が明るみに出ると、中絶を認める根拠となっている1978年の194号法をめぐる議論が再燃した。

イタリアにおける中絶の数は、2004年で2449件。1982年と2005年を比較すると45,9パーセント減少している。

世界的に15歳から44歳の1000人当たりの中絶件数は以下の通り。

オランダ   6,5
ドイツ     7,6
フィンランド 10
イタリア    11,4
フランス    12,4
イギリス    15,6
ノルウェー   15,6
スウェーデン  18,7
アメリカ     22,9
ハンガリー   34,7
ブルガリア   51,3
ロシア      68,4

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2007年8月27日 (月)

フィジケッラ、税務当局と合意に達する

Fisico

F1ドライヴァーのジャンカルロ・フィジケッラは、税務当局から税逃れを指摘され、当初要求された1700万ユーロではなくて、380万ユーロを支払うことで合意に達した(レプッブリカ、8月26日)。

有名人に対する税逃れの追求は、モトGPのヴァレンティーノ・ロッシ、ロリス・カピロッシなどからはじまり、F1のフィジケッラにもおよんだが、彼はすでに140万ユーロを支払い、残りを分割で支払うことで税務当局と合意した。

フィジケッラの場合、1998年から2002年の間モンテカルロに住んでいた時期についての収入についての収入が問題になったのだという。現在はローマに住み、子供にイタリアの教育を受けさせることを積極的に選択している。

フィジケッラは、自分は正しい道を選んだのであり、自分の例が一つの模範となることを願っているとし、ロッシやカピロッシも参考にしてほしいと述べた。

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2007年8月26日 (日)

折半小作の歴史

Al_lavoro 折半小作が、イタリアで1000軒を切った(レプッブリカ、8月25日)。

その簡単な歴史と現在の統計が紹介されている。

折半小作(収穫物を地主と小作人で分ける)は、13、14世紀に生まれた。

18世紀には、トスカナ公国のレオポルドの改革が、マレンマ地域の改良のために実施された。

20世紀初頭、地主、小作人の取り分は50パーセントずつだった。

1946年 激しい階級闘争の状況の中で、取り分が農民54パーセント、地主46パーセントに変更された。

1964年 農業契約に関する改革により、取り分が農民64パーセント、地主36パーセントとなる。

その後、1974年、1982年に新たな契約を結ぶことが禁じられたり、地主の権利が弱められるなどして、事実上、折半小作の歴史は終わったといわれている。

2006年 折半小作は1000軒以下となり、事実上、消滅しかかっている。

現在、74パーセントの農家が土地所有者でもある。

農家の中心人物が35歳以下なのは、3,9パーセント。

バイオロジカルな農業を選択している農家は2,1パーセント、となっている。

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2007年8月25日 (土)

職場のいじめ

Grafico

職場のいじめに関する対策本(翻訳)が出たのをきっかけにイタリアにおける職場のいじ(mobbing)に関する統計が紹介されている(レプッブリカ、8月24日)。

イタリアで職場のいじめにあっている人は

北部で働いている  65パーセント

女性である     52パーセント

国および自治体で働いている 70パーセント

高卒である     52パーセント

大卒である     24パーセント

卒業資格がない   24パーセント

ヨーロッパで職場のいじめにあっているのは1200万人で、全体の8パーセント。イタリアでいじめを告発した人は1500人。

ヨーロッパ諸国での職場のいじめの発生率は次の通り

イギリス   16,3パーセント

スウェーデン 10,2パーセント

フランス    9,9パーセント

ドイツ     7,3パーセント

イタリア    4パーセント

となっている。

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スキャンダルを乗り越えるユヴェントゥス人気

Juve

イタリア人のひいきサッカーチームの調査結果が明らかになった(コリエレ・デッラ・セーラ、8月24日)。

調査はCRA(Customaized research and analysis) によるもので、サンプルは5000。2006年12月に実施したもので、6歳以上が対象となっている。

それによると、支持するチームは、モッジ・スキャンダルにも関わらずユヴェントゥスがトップで、全体の23パーセントをしめている。つまり、ティフォージの4人に1人はユーヴェ・ファンなのである。

ついで、ミランの12パーセント、インテルの11パーセントと続く。

以下、
ナポリ  6パーセント
ローマ  5パーセント
フィオレンティーナ 3パーセント
カリアリ  2パーセント
トリノ   2パーセント
パレルモ  2パーセント
で、
ラツィオ、レッチェ以降は、1パーセント台となる。

支持チームなしは、25パーセント。

最も好きな選手という質問では
ファビオ・カンナヴァーロが11パーセントでトップ。
ついで、デル・ピエロ、ブッフォン、トッティが7パーセントでならぶ。外国人ではミランのカカが3パーセントで、ガットゥーゾ、マルディーニ、マテラッツィの2パーセントをしのいでいる。

ただし、ユーヴェ・ファンのなかでは、デル・ピエロは54パーセントに支持率をほこり、トッティにいたっては、ロマニスタの支持率は88パーセントという圧倒的比率を示している。

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2007年8月23日 (木)

トルナトーレ監督、ローマで襲われる

Tornatore 映画監督ジュゼッペ・トルナトーレが帰宅途中に、ローマの中心部で暴漢2人に襲われた(コリエレ・デッラ・セーラ、8月23日)。

トルナトーレ監督は、テベレ川にあるティベリーナ島の病院に入院中。頭部の怪我が深刻なものでないか検査中。

トルナトーレが襲われたのは火曜日の22時45分ごろ。アヴェンティーノ地区のとある路上でのこと。

道を尋ねてきた18歳くらいの若者ーーアクセントからロマ(ジプシー)ではないかというーーが、お礼を述べたあと、突然襲いかかったのである。その後は記憶がないという。

トルナトーレは5月27日に51歳になったところ。二人は、財布、携帯、時計を奪って逃げた。

その後、ある紳士が通りかかり、病院へ運んでくれたという。

同日、トルナトーレが襲われた2時間後には、同じくローマのコッレ・オッピオ地区で、46歳の女性が、3人の移民(ロマと思われる)に襲われ、病院に運ばれている。

トルナトーレは前作《La sconosiuta》(題名のない子守唄)が好評を博し、新作《Baaria》で生まれ故郷のシチリアのバゲリアを扱った映画を撮る予定。

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株式、債券の売却益への税、20パーセントへ

Prodi01g 政府は、株式や債券の売却益への税を20パーセントにあげる考えを示した(コリエレ・デッラ・セーラ、8月22日)。

国債や株式の売却益や、配当、分配金に対する税金がこれまで、12,5パーセントであったが、20パーセントに上げる考えを、財務省次官グランディが明らかにした。

ただし、これまで、27パーセントであった当座預金への利子に対する利息は、20パーセントに下げる。

この措置がとられれば、金融関係に関する税率が収斂することになる。

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2007年8月22日 (水)

殺人事件で、婚約者が取り調べを受ける

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パヴィア県ガルラスコで起こった殺人事件で、犠牲者の婚約者が長時間におよぶ取調べをうけた(レプッブリカ、8月21日)。

殺されたのはキアラ・ポッジという26歳の女性で、8月13日に殺害された。取調べを受けているのは婚約者のアルベルト・スタージ24歳(写真で、3台の自動車、2台の自転車、コンピュータ、暖炉のかき回し棒などが押収された。

この婚約者は、最初の目撃者でもあるのだが、犯罪現場が血の海であったのに、彼の靴にはほとんど血がついていなかったことなどが疑惑を呼んでいる。

本人は、ボッコーニ大学の学生で、事件当日は卒論を書いていたとして、潔白を主張し、あらゆる疑惑を晴らしたいとしている。

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ヴァティカン国務長官:納税は義務

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ヴァティカンの国務長官が納税は義務であると言った(コリエレ・デッラ・セーラ、8月20日)。

正当な法律に従い、弱いもの、貧しいものを助けるために、すべての人は、税金を払わねばならないとしている。聖書を引いて、カエサル(チェーザレ)のものはカエサルへ、とも述べた。

この発言は、先週、北部同盟のウンベルト・ボッシが、国税を払わないというストを呼びかけたのを受けたものと考えられている。

北部同盟は、長官の発言が自分たちの主張にそったものと解釈しているが、野党の中でもその解釈で統一されているわけではない。

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2007年8月20日 (月)

税金を一番払っているのはミラノ市民

Location2 地方税をもっとも多く払っているのは、ミラノ市民であることが明らかになった(コリエレ・デッラ・セーラ、8月19日)。

イタリア市民の地方税の平均は、1434,13ユーロ。

それに対し、ミラノ市民は2082,23ユーロを支払っている。二番目は、ヴェネツィアの2068、45ユーロだが、これには市のカジノからの特別収入が含まれている。

以下、納税の多いのは以下の通り。

アオスタ  1967ユーロ
ボローニャ  1933
パヴィア    1916
マントヴァ   1862
コモ       1854
レッコ   1854
ソンドリオ 1815
クレモーナ 1799
ピサ    1775
ローマ   1773

少ないほうは、
エンナ     604
アグリジェント 649
カルタニセッタ 656
メッシーナ   716
パレルモ    720
ラグーザ    764
シラクーサ   773
ヴィボ・ヴァレンティア 786
サッサリ    794
トラーパニ   824
レッジョ・カラーブリア 828
カターニャ   835

となっている。シチリアが多い。

ミラノの場合、2082ユーロは、州に1088ユーロ、市に909ユーロ、県に85ユーロが分配される。

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マテラッツィの6語

Zida180x140_2 去年のワールドカップ決勝戦で、マテラッツィがジダンに向かって言った言葉が明らかになった(コリエレ・デッラ・セーラ、8月19日)。

2006年7月9日のワールドカップの決勝戦は、マテラッツィがジダンに向かって何かをつぶやき、それに対して怒ったジダンがマテラッツィの胸に頭突きをして、退場となったのだった。

当時、マテラッツィの言葉が何であったのかは、さまざまな憶測を呼び、民族差別的な言辞ではないか、テロリスト呼ばわりしたのではないか、ジダンの母親を侮辱したのではないか、といった推測がかけめぐった。

マテラッツィはそうした可能性を否定していたが、今回、マテラッツィがジャーナリストのロベルト・デ・ポンティおよびアンドレア・エレファンテと共著で自伝を著し(モンダドーリ社)、その中で、この言葉が何であったかを明らかにした。それを週刊誌 Tv Sorrisi e Canzoni がすっぱ抜いたのである。

それは 《Preferisco la puttana di tua sorella.》 (お前の姉さんより娼婦のほうがいいよ)という6語であった。

自伝は9月4日発売される。

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デ・アミーチス夫妻の不仲

Edmondo_de_amicis デ・アミーチスがフランス人の友人と交わした書簡が発見された(コリエレ・デッラ・セーラ、8月18日)。

エドモンド・デ・アミーチス(1846-1908)は『クオレ』を書いた作家であり、クオレは世界中の言語に翻訳され、作者が亡くなった時点で、イタリアのみで42万部の売り上げがあった。

フランスで、デ・アミーチスとクレール・エドモン・コティネの文通が、ルチャーノ・タンブリーニにより発見され、Studi Piemontesi の9月号に掲載される。

コティネはパリの批評家で、詩人・劇作家でもあった。彼らの文通は1879年から1893年におよぶ。

1880年にはパリで実際に会ってもいるが、それはデ・アミーチス夫妻の危機の時でもあった。

デ・アミーチスは、5年前に秘密裡に結婚していた。妻テレーザとの間には子供が二人あったが、役所には、自分の子供で「母の名は不明」となっていたのである。友人も一人として知らなかった。デ・アミーチスの母ですら知らず、彼は母とともに、独身者として暮らしていたのである。

テレーザは、潜伏した妻・母という状況に耐え切れず、大きな一歩を踏み出した。まず、結婚を法的に明らかにし、家族とともに住んだ。しかしそれは、地獄のような生活だった。絶え間ない喧嘩と侮辱的な言葉。

エドモンドは、暴力的独裁者だった。やがて別居にいたる。しかし妻は、二冊の小さな冊子を書く。この小冊子が発見されたのだが、内容はおそるべきものだった。

彼女は、数々の侮辱をうけ、蹴られ、爪でひっかかれ、噛まれ、殴られ、つばをはかれたという。またある日には、大きなフォークを妻の首めがけて投げつけたが、妻はよけた。

また、若いお手伝いを誘惑したり、ミラノの熟女と関係を持ったり、変態的な母娘両方と関係を持ったりしたという。

また、コティネとの文通のなかで、子供の誕生について言及しているのだが、それが妻との間の子供とは月があわず、別の女性との間の子供について言及している可能性もあるのだが、その点は、ミステリーのままである。

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2007年8月19日 (日)

ンドランゲタの実態

Calabria2 カラブリアの犯罪組織ンドランゲタは、今日、イタリア最強の犯罪組織である(レプッブリカ、8月17日)。

ンドランゲタという名前は、古代ギリシア語の andragathos (勇気ある男)から来たらしい。

レッジョカラーブリア県やカタンザーロ県では、piccioteria(ンドランゲタの別称)についての証言は1885年にさかのぼる。

組織としては縦割りと連邦主義を兼ね備えている。頂上組織がなく、ここのファミリアは、ンドリーナと呼ばれる。

あるンドリーナが複数のンドリーナを支配し、ともにある地域を縄張りとする。

各地域には首領(capobastone), 会計係(contabile), 犯罪長(capocrimine)がいる。

ンドランゲタの「ビジネス」は357億ユーロにおよぶ。筆頭は麻薬の223億ユーロ。武器や売春が46億ユーロ、恐喝が41億ユーロなどとなっている。

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2007年8月18日 (土)

ドゥイスブルク殺人事件

Duisburg_2 ドイツのドゥイスブルクでイタリア人10人が殺戮された(レプッブリカ、8月17日)。

14日(火曜日)の夜、ドゥイスブルクのイタリア料理店ダ・ブルーノ(写真)で、ンドランゲタ(南イタリアの犯罪組織)のストランジョ・ニルタ組に近い6人が、その内の1人の18歳の誕生日を祝っていた。

夜中の2時ごろ、店を出たところ、彼らは頭を打ちぬかれ、殺された。その場からは70発分の薬莢が発見された。

2時半ごろ、ドイツの警察は、4人の遺体をフォルクスワーゲン・ゴルフの車体から発見した。

監視カメラが一部を撮影していた可能性があるという。

この事件は、犠牲者も犯人も、イタリアのカラーブリア州のサン・ルーカという村の出身および住人であると考えられている。サン・ルーカは住人4000人強の小さな村だが、1970年代から誘拐事件で広く名を知られている。村には、二つの有力な家があって、ニルタ・ストランジョとヴォッターリ・ペッレであるが、主導権を競い合っている。

現在の殺戮におよぶ復讐合戦(ファイダ)は1991年のカーニヴァルで、若者たちが卵を投げつけたことに端を発している。しかし、二つの組の対立の背後には、非合法活動がある。すなわち、誘拐、武器密売、コカイン密売である。

ヨーロッパにおけるコカイン密売に関しては、ンドランゲタはシチリアのマフィア、ナポリのカモッラを圧して主導権を握っている。

現在のファイダの直接の元となった事件は、去年のクリスマスに起こった。ストランジョ家の人々が集まった家に銃弾がうちこまれ、マリア・ストランジョ33歳が死亡、5歳の息子も怪我をした。夫ジョヴァンニ・ニトラも怪我をしたが、彼はボスの一人だった。

この日から、ニルタ・ストランジョ家およびヴォッターリ・ペッレ家の男たちは姿を消した。女、子供を残して村から離れたのである。唯一のこったのは、ブルーノ・ピッツァータは、1月4日に47発の銃弾をうけて死亡した。

ドゥイスブルクのイタリア人の50パーセントは飲食業およびサービス業に従事しているが、ピッツェリア、ジェラテリアを経営をンドランゲタが支配しているといわれている。

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2007年8月16日 (木)

ランペドゥーサ沖で14人の移民の遺体発見

Migranti ランペドゥーサ沖で、14人の移民の遺体が海を漂流しているのが発見された(レプッブリカ、8月15日)。

全員が救命胴衣を着用していた。現在のところ6人の遺体が回収されたが、数日間、海中を漂流していたと考えられている。

湾岸警備隊に捕まったり、救助されたりした移民は、年初から8月6日までで8600人。

湾岸警備隊に捕まった船は251隻で、そのうち152隻は押収された。

アフリカから上陸して、イタリアでチェックをうけた移民は7010人で、そのほとんどはシチリアにいる。

最近は、サルデーニャ南西岸に上陸する移民船も増えており、当局は警戒を強めている。

また、移民に関する法体系を修正すべきだという声もあがっている。

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2007年8月15日 (水)

007がパリオに

Palio 007の次作は、シエナの祭りパリオが舞台となる(レプブリカ、8月14日)。

007はダニエル・クレイグ。タイトルも台本もまだ秘密であるが、最初の10分で、カンポ広場を走る馬がスクリーンに登場する。ダニエル・クレイグは殺し屋を逃れて、シエナの路地を駆け抜けていく(らしい)。

パリオ(カンポ広場での競馬がクライマックス)の撮影は14台のカメラを用いてなされるが、ヘリコプターからの撮影は禁じられた。

しかし007におけるパリオの使用に反対している人たちもいる。動物愛護主義者である。

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ロムをめぐるイタリアとEUの対立

Campo20rom ロム(ジプシーの代表的種族)に関し、EUはイタリア政府に対し、より統合政策を進めるよう求めているが、イタリア側はすでに対処しているとしている(レプブリカ、8月14日)。

ヨーロッパに住むロムは1200万人。世界中に住むジプシーは3600万人で、そのうち1800万人はインドに住み、100万人はアメリカに住んでいる。

ヨーロッパの中でのロムの多く住む国は以下の通り。

ルーマニア 120万人
ブルガリア  80万人
スペイン   80万人
ハンガリー  80万人
セルビア   52万人
スロヴァキア 51万人
フランス   40万人
ロシア     34万人
イギリス    30万人
マケドニア  26万人

イタリアは、14番目で、約14万人が居住している。全人口の約0,2パーセントに相当する。

イタリアの中では、ミラノ4300人、トリノ3000人、フィレンツェ1900人、ローマ7000人、ナポリ4000人などとなっているが、彼らの居住地に費やされる費用は一般には十分とは言えず、統合への道は遠いようだ。

イタリアのコムーネや州でロムに予算をさいているなかで、ローマの500万ユーロ、ナポリの150万ユーロ、ミラノの200万ユーロ、エミリア・ロマーニャ州の320万ユーロ、トスカナ州の400万ユーロといったところが抜きんでている。

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首相のハマス関連発言、波紋よぶ

Hamas プローディ首相のハマスとの対話が必要とする談話が波紋を呼んでいる(レプッブリカ、8月14日)。

首相が、「ハマスは存在するし、現実にあるものとして、彼らが平和のために尽力するように発展するべく助けるべきである」とコメントしたのが12日。

それをうけて、13日、ハマスは、イタリアの首相の対話の呼びかけは、ローマがアメリカの影から抜け出たことを示しているとして歓迎の意を表した。

しかし、同日、イスラエル政府は、「プローディの言葉は、イスラエル政府に驚愕と懸念を引き起こした。ハマスは変わっていない」とのコメントを発した。

これに対し、首相のスポークスマン、シルヴィオ・シルカナは、「プローディは、ハマスとの対話を開く必要性を示したのであり、交渉すると言ったわけではない。針路を変更したわけではない」と釈明した。

アメリカおよびイスラエルの戦略は、ハマスを孤立させ、アブ・マゼンを強化することだが、実際にはそうなっていない。

パレスティナ人の70パーセントは平和を望み、カミカゼ(自爆テロ)には反対である。しかし、より腐敗していないと考えハマスに投票しているのである。

イタリア国内では、ベルルスコーニのスポークスマン、ボナイウーティがプローディ首相は、下院でハマスに対する方針を説明することを要求した。

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2007年8月14日 (火)

EUがイタリアの年金受給開始が早すぎると批判

Pericolo_pensioni EUの統計機関Eurostat の最新のレポートで、イタリア人の年金受給開始が早すぎることが明らかになった(レプッブリカ、8月13日)。

                             

EU諸国の男女別の年金受給開始年齢は次の通り。

         男     女
アイルランド 64,4   61,5
スウェーデン 63,9  63,3
ポルトガル  64,2   61,4
イギリス    63,8       60, 3
スペイン    62,6      59,5
デンマーク  62,2   60,1
ドイツ     61,6        59,9
中略
イタリア    58,4   57,2
ベルギー   57,9   56,8 

EU-25平均  60,7  59,4

となっており、主要国でイタリアより早いのはベルギーだけである。

しかもそのことは社会福祉政策・予算に大きな影響をもたらしている。

イタリアとEU15カ国平均を比較すると社会政策予算の内訳が次のようになっている。

      イタリア  EU15カ国
年金   61,3   45,7
保健   25,9   28,3
障害   6,1    8,0
家庭   4,4    7,8
失業   2,0    6,6
社会阻害 0,3   3,5

年金に予算をくわれてしまって、家庭や保健への支出が、平均以下になっている。

イタリアの場合、公式には男は65歳、女は60歳となっているのだが、実際には男が58,4歳、女が57,2歳となっているのである。

さらに、他のヨーロッパ諸国では、1998年から今日まで労働年齢の上限が高くなっているのに、イタリアでは下がっている。
              

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2007年8月13日 (月)

容疑者の釈放が安易か?

Mastella_3

法務大臣クレメンテ・マステッラが、犯罪容疑者の安易な釈放について調査を命じた(コリエレ・デッラ・セーラ、812日)。

いくつかの事件で、安易(と思われる)釈放が続き激しい批判が起こった。一つはサンレモの事件で、ある男が元婚約者を殺害したのであるが、その男はすでに別の女性殺害の疑いで取調べをうけていたのに、自由の身となっていたのである。

また、ラティーナで放火事件を起こした羊飼いもすぐに釈放されていた。

マステッラ法務大臣は、関係する情報を収集するよう命じたが、コロッセオ的な恣意的判決は望まないとしている。

しかし idv のマッシモ・ドナーディは、大臣の介入主義は無益で、むしろ「法の穴を見直すべきである」としている。つまり、疑わしきは罰せずの哲学が、なるべく濫用されないよう法体系の見直しが求められているのである。

くだんの放火犯は共犯とともに再逮捕されている。

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2007年8月12日 (日)

世界同時株安

Nyse_traders アメリカでの株安をうけて、イタリアを含むヨーロッパでも同時株安の様相を呈している(レプッブリカ、8月11日)。

金曜日のマーケットは、木曜日との比較で、ロンドンのFTSE(以下すべて株価指数)が-3,7%、パリのCACが-3,13%、フランクフルトのDAXが-1,48%そしてミラノのMIBTELが-2,48%でひけている。

ヨーロッパ中央銀行は610億ユーロの介入をしたとされている。

イタリアではイタリア銀行筋が「われわれは事態を注意深く追っている。特に警戒の必要があるとは認めない」というコメントを出した。

ニューヨーク大教授のノリエル・ルビーニはアメリカの銀行は大銀行を含めて損失はまだどれくらいか明らかでなく、経済状態は現在言われているより悪いとしているが、ただし、ヨーロッパおよび他の世界経済の状態は良いとしている。

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2007年8月11日 (土)

ペドフィリア、トリノ司教区の嵐

Salesiano トリノおよびトリノ県で、聖職者が小児性愛の疑いで取り調べを受けている(レプッブリカ、8月10日)。

取調べは、聖職者に対する恐喝の疑いで、サルヴァトーレ・コスタが逮捕されたところから始まった。

コスタは、判事に、何年にもわたって、複数の聖職者と性的関係を持っていたと語った。

その結果、複数の聖職者が小児性愛および売春誘導の疑いで取調べをうけることになった。

取調べを受けた聖職者の数は6人にのぼっている。

トリノのサレジオ会(写真)は容疑を否定している。

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2007年8月10日 (金)

イタリア銀行の金の売却を検討

Lingotti プローディ首相は、イタリア銀行が保有する金の準備高の一部を売却して、財政赤字を縮小させる可能性を示唆した(コリエレ・デッラ・セーラ、8月9日)。

首相はロイターの記者の質問に答えて、イタリア銀行が保有する金を売却して、財政赤字を減らすということを真面目に議論する可能性を認めた。

野党の中道右派からは、すぐに非難の声があがっている。ベルルスコーニのスポークスマン、ボナイウーティは、プローディは海賊フック船長(『ピーターパン』)なのかと皮肉たっぷり。

さらに、ヨーロッパ中央銀行は、金の売上金はイタリア銀行内にとどめおくべきであるとの見解を出している。

イタリア銀行の金は約2452トンで、380億ユーロに相当する。しかし、ヨーロッパの15カ国の合意により、5年間は、1年に500トン以上の金を売却することは出来ない。

しかしイタリアの累積赤字は1兆6000億ユーロにものぼるものである。

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ヴァレンティーノ・ロッシ、脱税疑惑

Rossi_relax モトGPのチャンピオン、ヴァレンティーノ・ロッシが6000万ユーロの脱税をしていたと告発された(コリエレ・デッラ・セーラ、8月9日)。

ロッシは、2000年から2004年の収入を申告していなかったとされている。

もし脱税が認定されると最高1億ユーロの罰金とおそらくは司法当局への告発が待っている。

ロッシの税金問題の端緒は、2000年3月に彼がロンドンに引越したことにある。

税務当局によれば、ロッシは両国の税務体系をすりぬけてどちらでも過少申告をしていたということになる。

ロッシは、僕はロンドンに住んでいるのは誰もが知っている、としているが、副首相のヴィスコは、法は守られねばならない、と応じた。

ロッシは、2000年3月からロンドンに住んでいるが、駐留者(residente)であって、正式な住民になる(prendere domicilio)ことをせずに、タックス・へイヴンを享受していた。

その結果2002年から、イギリスで数千ポンドという彼の収入からすればほんのわずかな税金を払っていたらしい。

ところが、たとえば、2004年にはロッシには、推定で契約金が1420万ユーロ、スポンサーから680万ユーロで、合計2100万ユーロ(33億円)の収入があったとされている。

過去には、スキーのアルベルト・ボンバ、オペラ歌手のカティア・リッチャレッリ、自転車のマリオ・チポッリーニ、ソフィア・ローレンなどが税務当局の追及にあっている。

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痛みをやわらげる食物

Wasabi1 痛みをやわらげる作用をもった食物や香辛料の研究がフィレンツェ大の研究者たちによって推進されている(コリエレ・デッラ・セーラ、8月8日)。

これまでにも唐辛子はその中に含まれるカプサイシンがひりひりする痛みや涙分泌を刺激するが、長期間では、リセプターの感度を鈍くすることが知られている。カプサイシンが働くリセプターはTrpv1である。

一方、わさび(写真)はTrpa1というリセプターに働く。わさびと同様の作用はニンニクやショウガ、シナモンも持っている。

この研究は、フィレンツェ大のピエランジェロ・ジェッペッティ所長らによるもので、アメリカのカリフォルニア大(サンフランシスコ)とも協力している。

痛みの伝達のメカニズムや物質が特定できたことで、副作用のない鎮痛剤の開発が期待されている。

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2007年8月 9日 (木)

バゾリ、アンブロジャーノ銀行について語る

Bazoli2 インテーザ・サンパオロ銀行会長のジョヴァンニ・バゾリが1982年のアンブロジャーノ銀行事件についてはじめてインタビューに応じた(レプッブリカ、8月7日)。

アンブロジャーノ銀行事件は、1982年6月に1兆2000億リラの穴が発見されたことから始まった。

同月12日会長のロベルト・カルヴィが行方不明となった。彼の死体が18日ロンドンのブラックフライアー橋で発見された。

イタリア銀行の調査のあと、理事会は解散させられた。同銀行は8月には清算の危機にあった。同時に、新アンブロジャーノ銀行がジョヴァンニ・バゾリにゆだねられたのである。

当時の国庫相アンドレアッタは、イタリア銀行総裁のチャンピとともに、旧アンブロジャーノ銀行の活動を新アンブロジャーノ銀行に移行することを支持した。それは与党のなかにも、アンドレオッティをはじめとして反対者の多い困難をともなった決断であった。

その結果、出版社リッツォリおよびコリエレ・デッラ・セーラは二年間、新銀行の手中に握られていた。即ち、株式の40パーセントを保有していた。リッツォリを破産処理すべきかどうかについても意見は分かれていた。

しかも銀行が出版社を所有することは当時禁じられていたので、新たな所有者、即ち、株式の買い手を見出さねばならなかった。

そこでバゾリは、任期の切れる数日前にジョヴァンニ・アニェッリに相談して買い手になってもらった。

新銀行が危機を抜け出したのは1985年になってのことだった。

それからは合併の歴史がはじまる。1989年、Banca Cattolica del Venetoと合併し、Banco Ambrogiano Venetoとなる。

1998年Cariploと合併し、Gruppo Intesaとなる。

2000年イタリア商業銀行と合併し、Gruppo Intesa Bci(2003年からはBanca Intesa)となる。

2006年San Paoloと合併し、Intesa SanPaoloが誕生した。

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2007年8月 7日 (火)

葡萄の収穫始まる:記録的に早期

Vendemmia2 イタリア北部で、葡萄の収穫が始まった(レプッブリカ、8月6日)。

トレヴィーゾ県では今日から収穫が始まる。例年より20日も早い。過去30年で最も早い収穫となる。

3月後半の春の例外的な暖かさと4月の暖かさ(例年より3、4度高い)が成長を早めた。

地域によっては収穫しないと、葡萄が「水ぶくれ」(scottarsi)してしまうおそれがある。

ワインの専門家ルーカ・ザイアによると、量は5-10%へるものの、質に関しては大当たりの年になる見込みだ。

今日から収穫が始まったのは、トレンティーノ州のシャルドネ種、8月半ばにはピーノ・グリージョの収穫となる。

トスカーナ州では、8月末から収穫。シチリア州では、すでにマティルデやヴィットリアの収穫が始まっている。8月半ばには他の種類も始まる。

2007年はイタリア全体で45億リットルのワイン生産が見込まれている。2006年との比較では10パーセント減となる。

イタリアにはDOCと呼ばれる地域限定のワインは460種類ある。20年前の倍に増えている。イタリアのワイン売り上げは、70億ユーロに達し、世界6位。

一人当たりのワイン消費量は48リットル。

海外に輸出されるのは、16億リットルである。

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2007年8月 6日 (月)

プローディ首相がヴァカンスに持っていった本

Keynes2 プローディ首相は、家族とともにヴァカンスに出発したが、持っていった本はマルクスではなくて、ケインズだった(レプッブリカ、8月5日)。

ヴァカンスの行き先はトスカナ地方のカスティリオーネ・デッラ・ぺスカイア。

所持した本にはハリーポッターもあったが、あるインタビューで興味があると言ったらプレゼントされたとのこと。

フランチェスコ・コッシーガ元大統領からは、ピエトロ・クjラヴェーリ著『デ・ガスペリ』を贈られた。

そしてケインズの『平和の経済的帰結』。1919年にドイツへの過大な賠償金はどんな結果を生み出すかを警告した書物である。

ベルティノッティは、ジョルナーレ紙でプローディにマルクスの『資本論』を読むことを薦めていた。基礎からやり直すのが良い、というわけである。

プローディはそれに対し、「もう荷物はつめてあり、マルクスは入っていない」と返した。

下院議長ベルティノッティの返答は、「どんな趣味でも、趣味なんだ」。

そのほかにフェルトリネッリ書店で、『サン・フランチェスコの著作と伝説』、カミッレーリの小説2冊、ゲーテの『イタリア旅行』などを買い、さらに、教え子フランコ・モスコーニやフラヴィオ・デル・ボーノの著作も詰め込まれた。

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福祉政策、幅広い合意へ

Epifani_270707 政府が提出した福祉および労働政策案に、Cgil が条件つきで同意した(コリエレ・デッラ・セーラ、8月3日)。

Cgil(イタリア労働総同盟)はイタリア最大の労働組合であり影響力も強い。

書記長のエピファーニは、譲歩つきながら政府案を認めた。

さらに野党のUDCは対話の可能性を示唆している。

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2007年8月 4日 (土)

労働災害に新たな法律

Lavoro

労働災害に関する新たな法律が下院を通過した(レプッブリカ、82日)。

                              

法案は、安全基準を守らない企業家に対する罰則を強化するもので、基準をみたさず事故が起こった場合、2万ユーロの罰金や逮捕にいたる。

また、20081月から検査官を新たに300人採用される予定である。

ちなみに、労働災害での死亡事故の原因は、建築工事などの足場の崩落で、38,5パーセントをしめている。

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下院、プレヴィーティの辞任を認める

Previti

Imi-Sir事件の収賄容疑で有罪判決を受けたチェーザレ・プレヴィティが辞表を提出し、下院で認められた(レプッブリカ、81日)。

プレヴィーティは自分は辞めるが無実であるという手紙を下院議長のベルティノッティに提出した。

プレヴィーティは元首相ベルルスコーニの右腕として名をはせていた。1970年代からのつきあいで、1994年には防衛大臣もつとめている。

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アントニオーニ、死す

Antonioni

映画監督ミケランジェロ・アントニオーニがローマで亡くなった。スウェーデンのベルイマン監督と同日の死であった。アントニオーニは94歳であった(この項、レプッブリカ、8月1日)。

通夜の後、遺骸は生まれ故郷のフェッラーラに運ばれる。彼はこの地で1912929日に生まれた。孤独やコミュニケーションの不可能性をテーマにして、50年間で19本の映画を製作した。

詩人のトニノ・グエッラがそのうちの10本で、監督とともに台本を書いている。

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2007年8月 2日 (木)

スコラ総大司教:イスラムとの対話の準備はあ

Angeloscola2_religione

ヴェネツィアの総大司教アンジェロ・スコラ枢機卿は、イスラムとの対話の用意があると表明した(この項、レプッブリカ7月30日による)。

スコラ総大司教は、対話はいわゆるイスラム穏健派のみではなく、すべての人との対話が必要であるとしている。

ただし、相互性も必要で、宗教の自由は、西欧のみならず、アラブ諸国でキリスト教信仰の自由が認められねばならない。

また、ヨーロッパで暮らすためには、その社会的な価値を受け入れる必要があり、ヴェールの問題も例外ではないし、一夫多妻制を断念しなければならない、としている。

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