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2007年6月 2日 (土)

ピオ11世の反ファシズム演説は破棄されていた

Pioxiピオ11世(在位1922-1939)

ピオ11世は亡くなる直前に反ファシズムの演説を書いていた(コリエレ・デッラ・セーラ、5月28日)。

その演説は、ラテラノ協定10周年の1939年2月11日に発表する予定であったが、その前日ピオ11世=法王ラッティの心臓は停まってしまった。

当時、ヴァティカンの国務長官であったエウジェニオ・パチェッリーー直後に法王に選出されピオ12世となったのだがーーは、この演説に関する材料をすべて資料庫行きとし、草稿および印刷準備の出来た活字を破棄させた。

この出来事は、エンマ・ファットリーニの『ピオ11世、ヒトラー、ムッソリーニ:法王の孤独』(エイナウディ)に再現されている。

このピオ12世の行為については、賛否が分かれている。ピオ12世の伝記作者アンドレア・トルニエッリは、法王空位時の法王代行の枢機卿(cardinale camerlengo)としては、やむを得ぬ行為だったとしている。

しかしエンマ・ファットリーニは、演説を出版しないことと、それがまったく流布しないように配慮することは別のことだとして、ピオ12世の行為を批判している。

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