パードレ・ピオのミュージカル
主役のピオ神父を演じたヴィンチェンツォ・カルダローラ
ピオ神父の生涯がミュージカルになった(コリエレ・デッラ・セーラ、5月6日)。
ピオ神父(Padre Pio) といえば、イタリアで最も人気の高い聖者の一人であるが、本名はフランチェスコ・フォルジョーネ。1887年5月25日にベネヴェント県ピエトレルチーナ生まれ。1968年9月23日にサン・ジョヴァンニ・ロトンドで亡くなった。
パードレ・ピオが有名になったのは、アッシジのサン・フランチェスコと同じく聖痕が生じたからである。彼は15歳のときにカプチン派の聖職者となり「フラ・ピオ」(fra' Pio) という名を授かった。1911年9月8日に最初の聖痕が現れた。
今回、彼の生涯をミュージカル化した『神の俳優』(Actor Dei) は、サン・ジョヴァンニ・ロトンドで初演された。プロダクションはSound & Co Music Entertainment di Marco Luppa によるもので、費用は約150万ユーロ。
主演はヴィンチェンツォ・カルダローラ(写真)。監督はジュリオ・コスタ。舞台および音楽はアッティリオ・フォンターナ。
生涯は27のカンツォーネで歌われているが、聖人としてというよりも、まず人間として、疑いや奇跡を目の前にしてとまどう姿を描いている。
| 固定リンク
コメント