オルミ監督の新作をめぐる論争
エルマンノ・オルミ監督の新作《Centochiodi》(百の釘)をめぐって、政治家オリヴィエーロ・ディリベルトとオルミ監督のあいだで応酬がかわされた(コリエレ・デッラ・セーラ、4月24日、26日)。
ディリベルトは Pdci (イタリア共産主義者党)の書記長で、大の読書好き。
オルミ監督の新作の冒頭、宗教書に釘が打たれ、「世界中の本は、友との一杯のコーヒーに及ばない」という文句が出てくる。
それがいたくディリベルト書記長のお気にめさなかったらしく、オルミ監督の新作は、非教育的メッセージを発しているとして非難した。ディリベルトは本も書いているし、自ら認める濫読家なのである。画像としては、危険な本は根絶しなければいけないという考えを表しているようにも見えるというのが、ディリベルトの非難である。
オルミ監督は、それは自分の意図を誤解している、だが、何らかの補償的行為はするという。
リベラツィオーネに映画評を書いたリタンナ・アルメーニはディリベルトがまったく誤解をしており、この映画は、むしろ無意識的に反ラッツィンガー的な映画で、男性、女性、人々の間の愛や関係について教義に反するところがあり、欠点はあるものの、強いメッセージ性をもった映画であるとしている。
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