《わが人生最良の敵》
《わが人生最良の敵》(カルロ・ヴェルドーネ監督)を観る(イタリア映画祭2007)。
昨年の映画祭の《恋愛マニュアル》で、妻に去られた医師を演じたヴェルドーネが主演・監督。
シルヴィオ・ムッチーノ演じる若者と、ふとしたことから敵対関係に陥るが、協力せざるをえなくもなる。
前半はどたばた、艶笑話もからんで笑えるが、後半ややしんみりと家族、親子、恋人について考えることになる。
ヴェルドーネは、演技がうまいので、同じ手を別の映画や別の人で見たことがあっても笑ってしまう。
中心人物がアキッレとかオルフェオというギリシア神話の人物と同じ名前なのも、寓意性を示唆している。オルフェオは妻エウリディーチェが死んだとき、黄泉の国まで追いかけていったのである。
といったことは考えなくても、楽しめる上質な娯楽作品。
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