« 新民主党の誕生は10月16日に | トップページ | ドゥカーティ独走 »

2007年5月13日 (日)

イタリアにもアメリカ式キャンパス誕生

Innovazione4イタリアの各地にアメリカ風の巨大キャンパスが建設される(コリエレ・デッラ・セーラ、5月7日)。

たとえば、ジェノヴァの工科大学 Polo tecnologico scientifico di Genova Erzelli は、40万㎡以上の広さがあり、教室や実験室に9万㎡、ハイテク生産スペースに20万㎡、学生や研究者の住居空間に10万㎡が割り当てられる。学生は5000人。6000人のポストが新たに発生する。2015年開設予定。マリオ・ベッリーニの設計。

トリノでは Polo universitario nell'area dell'ex Italgas という名前で、法学部と政治学部が含まれる。教室、実験室、図書館、庭や広場、学生と住民の相乗作用が可能な「開かれた」場所を持つ。工事は2007年中に開始し、2010年~2011年の開設予定。

この他、ミラノでも Politecnico della Bovisa が2008年にオープンする予定。これらはいわゆる「頭脳流出」を防ぐ目的を持っている。これらの新キャンパスでは、大学と企業が共同で研究することが可能になる。

ローマの場合は三箇所に分かれる。Citta' dello Sport di Tor Vergata (Santiago Calatravaの設計)、Citta' universitaria di Pietralata (6395人の寮、月350ユーロ)、Citta' universitaria di Acilia (1200人の寮と、一帯の再開発)である。

これまでのイタリアの大学のキャンパスと異なり、アメリカ風に、キャンパスの中で生活の用が足りてしまう仕組みを目指している。

(追記)イタリアの古い都市の中にある大学は、たとえば修道院や病院だったものを改築して学部の建物に転用していたりするので、学部ごとに離れた場所にあったり、食堂は別であったり、スポーツ施設は無かったりする。それゆえ、町にとけこんでいるとも言える。

|

« 新民主党の誕生は10月16日に | トップページ | ドゥカーティ独走 »

コメント

イタリア国内の大学に魅力が無いと、欧州内の他国の大学に学生が流れることもあるのでしょうか。

また、日本同様、イタリアも出生率が上向いたとはいえ少子化で、大学の運営にも影響しているということでしょうか。

投稿: Raimondi | 2007年5月14日 (月) 11時04分

そうですね。ヨーロッパの他国もありますし、アメリカへ流れてしまいますね。

流出してしまうのは、意欲のある学生ばかりでなく、大学院生、研究者(教員)も流れてしまいます。

つまり、研究に専念できる環境(設備・資金)、ビジネスとの連携などが、一方には整っており、他方には欠けているとしたら、魅力の差は歴然としてしまいますからね。

実は、何年も前からこの問題は繰り返し言われていたのですーー教育・科学研究に費やされるお金が不十分で大学のインフラが貧弱であると。

これは、日本の大学にとっても他人事とは言えないと僕は考えています。

投稿: panterino | 2007年5月14日 (月) 11時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144339/15057082

この記事へのトラックバック一覧です: イタリアにもアメリカ式キャンパス誕生:

« 新民主党の誕生は10月16日に | トップページ | ドゥカーティ独走 »