《新世界》
《新世界》(エマヌエーレ・クリアレーゼ監督)を見た(イタリア映画祭2007)。
シチリアからアメリカへの移民の話である。後半は、アメリカのエリス島での新大陸に上陸する前のさまざまな手続きが事細かに描写されていて、興味深い。
身体検査だけでなく、積み木というか木製パズルで知能検査をしたりして、移民として「不適切」な人物は排除するシステムが出来ていたことがわかる。
「リトル・イタリーの恋」では舞台がオーストラリアであったが、アメリカでも、写真だけを見て結婚相手を決め、海を渡ってきた花嫁が、実物の花婿をみて話が違うとショックを受けることがあったのだ。
シャルロット・ゲーンズブールはルーシーという名のイギリス人女性を演じている。たしかに、イタリア人女性たちとは、顔立ちがはっきり異なっていた。
現代のイタリアでは、入ってくる移民の問題が重要だが、この物語の20世紀初頭においては、出て行く移民が重要な課題であったのだった。
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