新たな乳がん検査
新たな乳がん検査が開発された(コリエレ・デッラ・セーラ、4月17日)。
イタリアでは、年間に3万5千人の女性が乳がんにかかっている。
そのうち、8-10パーセントの人が危険因子となる遺伝子を持っている。その遺伝子とは、Brca-1とBrca-2で、この遺伝子を持っているかどうかの検査はかつては高額であり、時間も6ヶ月もかかっていた。
ウンベルト・ヴェロネージによると、検査は大幅に安くなり、かりに乳がんになりやすい因子を持った人にも予防となる薬がある。
このたびミラノにヨーロッパ最大のがんセンターIfom-Ieoが出来た。ここで生まれた検査では、48時間で結果が出る。またコストも400ユーロ程度でこれまでの10分の1以下。
この遺伝子検査でポジティヴと出た人に対しては、ヴィタミンAから派生した fenretinide を処方するという。この薬は、40歳以下の人にはリスクを50パーセント減らし、閉経前の女性全体では40パーセント、リスクを減らす。
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