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2007年3月 1日 (木)

終身上院議員の反乱?

Andreotti1 上院で外交方針が否決されたが、終身上院議員の中で、アンドレオッティ、ピニンファリーナ、コッシーガが賛成にまわらなかった(コリエレ・デッラ・セーラ、2月22日)。

上院の与野党の差は、極めて小さいので、与党からの造反もしくは、終身上院議員の支持・不支持が大きな意味を持ってくる。

終身上院議員は次の7人。

フランチェスコ・コッシーガ:1928年生まれ。1985年6月24日から1992年4月28日まで大統領を務めた。大統領職にあったものは、自動的に終身上院議員に任命される。

オスカル・ルイジ・スカルファロ:1918年生まれ。1992年5月25日から1999年5月15日まで大統領を務めた。

カルロ・アゼリオ・チャンピ:1920年生まれ。1999年5月13日から2006年5月15日まで大統領を務めた。

ジュリオ・アンドレオッティ:1919年生まれ。7度首相、19度大臣を務め、1991年6月1日、コッシーガ大統領により終身上院議員に任命される。

エミリオ・コロンボ:1920年生まれ。1970年から1972年首相を務めた。2003年、チャンピ大統領により終身上院議員に任命された。

リータ・レーヴィ・モンタルチーニ:1909年生まれ。ノーベル医学賞を1986年に受賞。2001年8月1日にチャンピ大統領により終身議員に任命される。

セルジョ・ピニンファリーナ:1926年生まれ。企業家、デザイナー。チャンピ大統領により2005年9月23日、終身上院議員に任命される。

終身上院議員で、スカルファロは高熱のため欠席であった。 リータ・レーヴィ・モンタルチーニは登院し、エミリオ・コロンボは政府案支持を表明していた。チャンピは、予想通り、Siを入れた。

コッシーガはしばらく前から反対票を入れると言っていた。ピニンファリーナは最後の最後になって姿を現した。アンドレオッティ、コッシーガと会話を交わし、棄権した。アンドレオッティも棄権した。

こうして政府案は賛成票が足りず、否決された。

国会のビュッフェでは、「誰が反対票を投じたか?コッシーガ、アンドレオッティとピニンファリーナだ。つまり、アメリカとヴァティカンと経団連さ」というジョークが交わされた。

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