テンポ・ピエーノの危機
テンポ・ピエーノのクラス削減に抗議運動が広がっている(コリエレ・デッラ・セーラ、3月10日)。
テンポ・ピエーノというのは、フル・タイムという意味で、小学校で毎日8時半から4時半までいるクラスのことをさす。
通常のクラス、テンポ・ノルマーレは12時半に終わる。しかし12時半に学校から子供が帰ってくると、両親ともに外で働いている家庭は大きな困難に直面する。
そこで、週5日で、子供が夕方まで学校にいるテンポ・ピエーノというクラスがある。週40時間で、2人の先生が4時間は共にいるという贅沢なシステムである。
それが予算削減のあおりで、7000人の教師がすぐに、4000人が9月から削減される予定となった。
ミラノだけでも、9月から100クラスのテンポ・ピエーノが消滅する。
ローマでは、1万2000人の子供がテンポ・ピエーノのクラスに入れなくなる。
カンパーニャ州では、1426のテンポ・ピエーノのクラスのポストが減らされる。
エミリア・ロマーニャ州では、労働組合によると、600人の教員が不足する見通しだという。
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