ストロンボリ、噴火
ストロンボリが噴火した。轟音が鳴り響き、噴火活動が激しくなり、山腹から三筋の溶岩流が流れ出した(コリエレ・デッラ・セーラ、2月28日)。
ストロンボリはシチリア島の北側に位置する火山島である。住人は400人ほどであるが、夏には1万人の観光客が訪れる。
ストロンボリは2つの頂上があり、海抜927mに達する。海上に出ているのは、火山の一部であり、海面下に1700mの山裾が広がっている。
山頂では、絶え間なく火山活動があり、1時間に2,3度の爆発が起こっているが、それほど激しいものではなく、危険ではない。
近年で、溶岩が流れだしたのは、1975年、1985年、2003年である。
今回、溶岩は山腹の600m地点から三筋流れだし、時速2kmで海に向かって下っていった。
観測体制が整っており、あらかじめ警報が出された。まず、10時5分にナポリのヴェスヴィオ測候所が前兆を観測。12時25分に市民の保護のため警報が出された。そして最初に溶岩が流れ出したのは、13時39分だった。
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