ダンテの伝記
バーバラ・レノルズの著わしたダンテの伝記が出版された(コリエレ・デッラ・セーラ、1月30日)。
コリエレ紙の記事は、TLS (Times Literary Supplement という書評紙)で「麻薬を使用していたダンテ」という本タイトルで、この伝記が書評紙に紹介されたことを告げている。
タイトルは、Dante: The Poet, the Political Thinker, the Man (出版社は、イギリスでは I.B.Tauris, アメリカでは Shoemaker e Hoard).
約500頁の大部なもの。その中の数ページにダンテは大麻を吸っていただろうと示唆する部分がある。しかし、ダンテが夢想的なヴィジョンを視るために大麻を使用したかもしれないというのは、著者バーバラ・レノルズにとっては、最も大きな発見ではない。
この考えに同意見でない書評者もTLSの書評者 Peter Ainsworth をはじめ多数いる。
バーバラ・レノルズは、英米のイタリア文学者でもっとも著名な1人。彼女の『神曲』の翻訳(一部はドロシー・セイヤーズと共訳)は英語圏でもっとも良く読まれている。
また、ケンブリッジ大出版局から出ている二巻本の伊英辞典の編者でもある。また彼女の93歳という年齢も驚きを増加させている。
レノルズは53章にまたがって、様々なことを論じているが、遺骨からダンテの身長は1m64㎝か1m65cmだと推定し、頭蓋骨から彼の脳は1470グラム(平均よりは重い)としている。
しかしレノルズ自身は、大麻よりも、次のような解釈を自分の発見として重用視している。『神曲』の地獄篇の第一歌の猟犬(Veltro) のフェルトロとフェルトロの間にという記述は、紙の生産が二つのフェルトの間からなされるようになった(ファブリアーノでは1276年から、ボローニャでは1298年から)こととする。
ダンテがここで言及している力は、書かれたテクストや市民法のことであるとしている。
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