« Cgil の衝撃 | トップページ | プローディ首相、辞任 »

2007年2月21日 (水)

トアフ「血のパスクワ」回収へ

Ariel_toaff 「血のパスクワ」の著者は、自著を回収することを宣言した(コリエレ・デッラ・セーラ、2月15日)。

「血のパスクワ」は、以前に本ブログでも紹介した(2月14日)ように、1100年から1500年にかけて、ドイツ系ユダヤ人の一部には、ユダヤ教の過ぎ越しの祭りの儀式に用いるため、キリスト教徒の子供を殺して、その血を儀式に用いた可能性がある、という主張がユダヤ人社会の激しい反発を招いたのである。

この本が、2月6日のコリエレ・デッラ・セーラにセルジョルッツァートの書評で紹介されると日刊紙コリエレ・デッラ・セーラおよびレプッブリカ紙上で激しい論争が展開された。

ユダヤ教のラビたちやユダヤ人コミュニティーの長が「異常な」主張だと糾弾。

2月8日のコッリエーレ紙で、著者が反論。同日、アンナ・フォアがレプッブリカ紙で非難。9日、ジャーコモ・テデスキーニがレプッブリカ紙で、10日、アドリアーノ・プロスペリがレプッブリカ紙で、アンナ・エスポジトとディエゴ・クァリオーニがコッリエーレ紙で非難した。一方、フランコ・カルディーニは、アッヴェニーレ紙(7日)で、トアフを擁護した。

アリエル・トアフは、出版者イル・ムリーノに自著の配給を凍結するよう依頼した。

これまで出版された資料の歪曲や虚偽についてできるだけ早く再考し、明確にしたいとしている。中世のユダヤ人の証言(ユダヤ人によるキリスト教徒の子供殺しに関する)は、拷問の末になされたものが多いので、文字通りに信用することはできないのである。

また、トアフは自著が、反ユダヤのプロパガンダに悪用されることを望まないとしている。

|

« Cgil の衝撃 | トップページ | プローディ首相、辞任 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144339/14001253

この記事へのトラックバック一覧です: トアフ「血のパスクワ」回収へ:

« Cgil の衝撃 | トップページ | プローディ首相、辞任 »