スカラ座、ベルルスコーニのブリーフ姿の演出を却下
左から、トニー・ブレア(英)、ヴラディミル・プーティン(露)、ジャック・シラク(仏)、ジョージ・ブッシュ(米)、シルヴィオ・ベルルスコーニ(伊)
スカラ座の支配人リスナーは、ロバート・カースン演出の『カンディード』をキャンセルすることを決めた(コリエレ・デッラ・セーラ、12月29日)。
カースンの演出では、パリのシャトレ座での上演によると、各国の首脳(元首脳)が、国旗模様のブリーフ一枚とネクタイという姿で登場する。
各国の首脳たちが、黒い石油の海で踊る様子は、イラクに対する言及である。
この出し物は、ロンドンのナショナル・オペラとの共同制作であったが、パリでの上演を12月26日に観たリスナーは、劇団幹部に国際電話をかけ、バーンスタイン作曲、ヴォルテール原作のオペラをキャンセルすることにした。
理由は、芸術的価値がスカラ座にふさわしくないから、ということになっている。
このバレエの場面は3分ほどであり、演出のカーソンは小さなエピソードに過ぎないとしている。
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