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2007年1月 7日 (日)

モレッティ、トリノ映画祭を辞任

Moretti_rinuncia ナンニ・モレッティがトリノ映画祭の芸術監督を辞任した(コリエレ・デッラ・セーラ、12月30日)。

指名からわずか48時間後の辞任となった。

「痛恨の極みだが、任務を辞し、あなたがたに、方法の問題と、手続き上の対立、個人的な遺恨の問題はおまかせする」とモレッティは言う。

「私の立候補は、私が常にフォローし愛してきた映画祭を助けると思っていた。ところが、私の存在は、事態を単純化するどころか、複雑化してしまった。すぐに、緊張状態、論争、非難の応酬が生じた。同じ町に二つの映画祭という話まで出てきた。倫理の欠如をほのめかす者もいたし、私が映画祭の独立性の息の根をとめる政治的道具なのだとさえ言われた。違う、われわれは理解しあっていない。おそらく、私をほかの誰かと間違えているのだろう」

「私は、何年も喜んでフォローしてきた映画祭を支えるためなら、顔も出し、仕事もしたでしょう。残念ながら、この件は、まずく生まれでて、私が喜んで、熱意をこめて働けないような暗雲がたれこめているのです」。

苦い言葉だ。トリノ市長のキアンパリーノは、モレッティが考え直してくれると良いが、と希望を棄てない。

しかし、別の映画祭を作ることを言い出し、威嚇したロンドリーノおよび現在の芸術監督トゥリリアット、ダニョロ・ヴァッランたちと、モレッティを担ぎ出したデッラ・カーザ、バルベーラらの溝は簡単には埋まりそうにない。

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