大学教授の高齢化
イタリアの大学教授の高齢化が進んでいる(コリエレ・デッラ・セーラ、1月9日)。
全国で1万8651人の正教授のうち、35歳以下は、9人しかいない。率にして、0,05%。
反対に、65歳以上は、5647人で、30,3%。
エンリーコ・フェルミは37歳でノーベル賞を受賞している。連ツォ・ピアノが Beaubourg を設計したのは、34歳。ビル・ゲイツがマイクロソフトを創立したのは30歳であった。ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがグーグルを立ち上げたのはわずか25歳の時である。
2007年1月現在の大学省の数字によれば、大学教授の数は、1985年の8454人から、現在の1万8651人へと倍増している。
イタリアでの教授の年齢分布は次の通り:
65歳以上 5647人 30,3%
55ー64歳 8146人 43,7%
45-54歳 3962人 21,3%
35-44歳 887人 4,7%
35歳未満 9人 0,05%
フランスでは、
65歳以上 1,30%
35歳未満 11,60%
アメリカでは、
65歳以上 5,41%
35歳未満 7,31%
イギリスでは、
65歳以上 1,00%
35歳未満 16,00%
となっている。イタリアでは1万8150人の助教授でも、最も多い年齢層は60歳である。65歳以上の人も1758人いる。
2万1639人いる研究助手(ricercatore) になると事情は好転する。しかし他国ほどではない。
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