売れなくなったプレゼピオ
イタリアのパドヴァのデパート・リナシェンテでは、プレゼピオを置かないことになった(コリエレ・デッラ・セーラ、11月30日)。
パドヴァのリナシェンテは、プレゼピオ(キリストの生誕の場面を模した人形)を置かないことにしたが、その理由をミラノ本店のマーケティング部門は次のように説明している。
「数年前から、製品が売れない。ビジネスとして成り立たない。売れない物は、売り場から取り除くしかない」。
パドヴァの Ikea もプレゼピオを売らないが、理由は異なる。プレゼピオは、スカンディナヴィア(北欧)の文化的伝統に属していないので、イタリアでもその他の国でも売ったことはないのだそうだ。
プレゼピオの起源は、アッシジのサン・フランチェスコが1223年に、ある洞窟に、牛やロバの間に赤ん坊のイエスの像を置いたのが始まりとされている。
法王ヨハネ・パオロ2世は、2004年にクリスマスの最も重要な象徴はプレゼピオ(presepio または presepe)だと認定したのであった。
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コメント
なんだか、寂しいですね。
この寂しさって、遠く離れているから社会変化について行けてない、ってことでしょうか。
日本で初詣に行っても晴れ着姿を目にする機会がめっきり少なくなってきたことに、プレゼピオの衰退と同じ種の寂しさを感じます。
リナシェンテからプレゼピオが消えても、バチカンの広場とテルミニ駅からは消えないですよね。
そのように願おう。
投稿: marinara | 2006年12月 8日 (金) 23時31分
marinaraさん
個人的には、まったく同感です。
2年ほど前には、ヴェネト地方で、学校のプレゼピオから宗教色を取り除いて、赤ん坊イエスがいないものに変更したことに賛否両論が巻き起こりました。
キリスト教以外の宗教を排除しない、差別しない、ということと、自国の(宗教的)文化的伝統を尊重することは、矛盾しないと僕は思っています。
投稿: panterino | 2006年12月 9日 (土) 01時06分