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2006年12月 7日 (木)

リトヴィネンコ事件に関わったイタリア人

Scaramella03g マリオ・スカラメッラ

元ロシアのスパイ、リトヴィネンコがポロニウム210という放射性物質で毒殺された事件で、リトヴィネンコと一緒にロンドンの寿司バーで食事をしていたイタリア人マリオ・スカラメッラについての情報が明らかになってきた(コリエレ・デッラ・セーラ、11月30日)。

スカラメッラは、環境安全の専門家で、ミトロヒン委員会の顧問。

このミトロヒン委員会では、ロマーノ・プローディ首相、緑の党のペコラーロ・スカーニョ、カンパーニャ州知事のバッソリーノについて調査していた。

フォルツァ・イタリアの政治家パオロ・グッツァンティの依頼で、スカラメッラは、プローディとスカーニョがKGBのエージェントであることを「証明」しようとしていた。

バッソリーノに関しては、カモッラ(犯罪組織)とつながった共産党系の生協に、入札で仕事を請け負わせていたことを「証明」しようとしていた。

このいきさつは、グッツァンティ上院議員とスカラメッラの電話の盗聴から明らかになった。スカラメッラは、警察や刑務所の情報網を利用することが出来たし、2人のCIAのメンバーからも情報を得ることが出来た。

そのうちの一人は、Bob Lady で、元ミラノ支局のセンター長であった。

実は、去年の初め、スカラメッラが関わった事件があり、武器や放射性物質の取引で、ナポリ検事局が捜査を開始したが、この件はローマに送られ、そこで捜査が止まってしまった。

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コメント

 はじめまして。「ぼちぼち、いんぐりっしゅ」というブログを運営する、おのころ金造と申します。
 マリオ・スカラメッラ氏の経歴については、私のブログでも扱っていますので、よろしければご参考にして下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/onokorokinzo/24413241.html

投稿: おのころ金造 | 2006年12月 8日 (金) 02時28分

でてきましたねえ。。。
私は内容不確認ですが、どうも一連の警察による盗聴の手がここにも及んでいて、ベルル氏がスカラメラに「国連大使の地位」を確約したとか、なんとか。。。べルル氏は自分でまいた種(盗聴)にがんじがらめになってるみたいですね。
今、例の選挙票の疑惑を払拭すべく、再開票が決まったばかりだからなあ。。。しかもべルル氏はペースメーカーを埋める手術をするらしいですよ。


投稿: yossy | 2006年12月 8日 (金) 20時47分

おのころ金造さん
 ご教示ありがとうございました。
スカラメッラ氏の素性、なかなか怪しげですね。まだ、われわれの知らない面があるのでしょうね。

yossy さん
 総選挙時の無効票の行方といい、今度のスカラメッラといい、ベルルスコーニもどうなることでしょう。
 といっても、彼は何度も裁判に訴えられ、そのたびに、塀の内側にはおちずにくぐり抜けてきた人だから、彼の行く末は予想困難ですね。
 ペースメーカーは初耳です。ありがとうございました。

投稿: panterino | 2006年12月 8日 (金) 22時42分

(丁度、今読んでいる本とシンクロするので)
先日『ビルダーバーグ倶楽部』(ダニエル・エスチューリン、basilico)という本を購入しました。

この本の副題は『世界を支配する影のグローバル政府』というもので、(一般人にとっては)悪の計画を決定する団体について書かれたものです。

アルド・モロ元首相も、この組織が黒幕で殺害されたとか。(注:「赤い旅団」の犯行については、否定していません)

「本当かもしれないフィクション」として読めば、面白そうかな。。。と思って購入し、拾い読みしています。

この本によると、プローディさんもこの倶楽部のメンバーだったとか。
スカメッラさんとの関係で言えば、反対側の人みたいですが、どちらも「闇の世界」に通じる人、ということでしょうか。

いずれにせよ、あまりにも非現実的な話なので、自分勝手にドラマ仕立てな想像をしてしまいます。

投稿: marinara | 2006年12月 8日 (金) 23時20分

marinaraさん
 『ビルダーバーグ倶楽部』、初めて聞きました。
 イタリアだと時々、P2をはじめとするフリーメーソンの組織がとりあげられ、そこが政治的画策をしていたという話になることはありますね。
 『ビルダーバーグ倶楽部』は、もっと世界的な組織みたいですね。

投稿: panterino | 2006年12月 9日 (土) 00時59分

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