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2006年11月 9日 (木)

『怠け者』

Nullafacenti 経済学者ピエトロ・イキーノの『怠け者』(Mondadori, 12 ユーロ)が出版された(コリエレ・デッラ・セーラ、11月2日)。

副題に、《我々の公的機関でのもっとも深刻な不正は、なぜ生じ、またどう対応すべきなのか》とあるが、この最も深刻な不正というのが、怠け者の公務員である趣旨なのだ。

本は、非正規雇用(precario) の公務員と労働組合員の(架空の)対話で始まる。

非正規の者は、1年ごとに契約更新の不安定な身分で、月収は800ユーロ(12万円)で、しかもボーナス(13ヶ月目の給料 tredicesima)が無い。

しかるに正規雇用のものは、タイムレコーダを押してしまえば、ろくに仕事はせず、にせの病欠でもOK、それで月収は1200ユーロ(18万)が13回もらえる、不公平ではないか、と precario の側が告発する。

しかし、組合員の側は、むしろ給与水準の低さを問題とする。

イタリアの公務員は350万人。公的部門、私的部門を併せて非正規雇用は270万人。

(管理人のコメント) 勤勉に働こうとしない公務員の姿は、『マリオの生きる道』という映画に、リアリスティック(無論、多少の誇張、皮肉はあるだろうが)に描かれていた。

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