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2006年11月26日 (日)

『アマチェム星のセーメ』

Photo_67 ロベルト・ピウミーニ作長野徹訳オクタヴィア・モナコ絵『アマチェム星のセーメ』(汐文社、1500円)を読んだ。

アマチェム星人は、毛が生えず、頭に赤い雲をのせている。アマチェム人同士が、話をしたり、遊んだりするときは、雲をまぜあわせ、大きな赤い雲にする。

この星で単性生殖によって生まれたセーメは、自由を求めて宇宙を旅する。

ここからの枠組みは、明らかに、『星の王子さま』に似ている。

実にいろいろな星がある。中には、安部公房を思わせる病院だけの星もある。スウィフトの『ガリヴァー旅行記』の飛ぶ島を思い出させる不条理な星も一つや二つではない。

出会いもある。

これ以上はあらすじを書かないことにするが、オクタヴィア・モナコの絵は素晴らしい。このファンタスティコな世界に照応した、シュールでありながら、親しみのもてる、暖かさの伝わってくる挿絵だ。

登場人物が絡み合って、対立したり発展したりするドラマはない。それは『星の王子様』と同じである。

しかし、地球の常識からはかけ離れた星々をめぐるうちに、セーメという主人公は成長し、自らを見出していく。

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» なに、なんでもないことだよ。 [名言 格言]
なに、なんでもないことだよ。 心でみなくちゃ、物事はよく見えないってことさ。 (サン・テグジュペリ 『星の王子さま』より) [続きを読む]

受信: 2006年11月27日 (月) 10時24分

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