『コッリエーレ紙に巣くう虫』
コリエレ・デッラ・セーラの副編集長、マッシモ・ムッケッティが『コッリエーレ紙に巣くう虫』を出版した(コリエレ・デッラ・セーラ、11月15日)。
この本は、最近のRcs(コッリエーレ紙の出版元)の歴史を描いた本であり、ステーファノ・リクッチによるRcs株の買い占め騒動や、著者ムッケッティのコンピュータがハッキングされたことなどが書かれている。
ムッケッティは、この危機をコッリエーレ紙と資本主義の関係の危機と捉え、歴史を遡っている。
20世紀初めのコリエレ・デッラ・セーラ紙の編集長は、ルイージ・アルベルティーニであった。この人は1900年から1925年まで編集長をつとめたのであるが、反ファシストであったために追放されたのである。
戦後は、エイナウディがファシズム以前に戻そうと呼びかけたが、反応は鈍かった。
結局、イタリアのメディアは経済界や権力者からの独立というものが制度的に確固たるものにならぬままに現在にいたったようだ。
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