ナポレオン軍が盗んだフラ・アンジェリコ見つかる
フラ・アンジェリコ作、フィレンツェのサン・マルコ寺院の祭壇画の一部が、イギリスのオックスフォードの住居から発見された(コリエレ・デッラ・セーラ、11月15日)。
この作品は、1438年にコシモ・デ・メディチが、グイド・ディ・ピエトロ(後の、フラ・アンジェリコ、ベアト・アンジェリコ)に祭壇画を描かせた。主題は、天使や聖人に囲まれる聖母子であった。
1810年、ナポレオンに率いられたフランス軍がイタリアにやってきて、祭壇を分解した。中央翼(上の写真)のみがフィレンツェに残った。
16枚のプレデッラ(祭壇画下部の小壁板絵)は奪われ、消失しているが、そのうちの何枚かは、ミュンヘン、ワシントン、ダブリン、パリの美術館に所蔵されている。
今回、オックスフォードで発見されたのは、プレデッラ2枚。70歳代の年金生活者の家で、発見された。
持ち主は、ジャン・プレストン(最近亡くなった)という元図書館員で、この2枚の板絵は、1970年代にアメリカで200ポンドで買ったもの。
この板絵をアンジェリコではないか、と直観したのは、故人の友人でオークションの競売人の Guy Schwinge。
彼は、ブリストル大学教授の Michael Liversidge を呼び、同意を得る。さらに、ナショナル・ギャラリーの専門家 Dillian Gordon に連絡をして、お墨付きを得る。
この板絵は、大きさは38㎝×13㎝。2枚まとめてオークションにかけられるが、100万ボンドから競りが開始される予定。
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