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2006年10月30日 (月)

パスコリの無政府主義賛歌、再発見される

Pascoli パスコリが20代に詠んだ無政府主義礼賛の詩が、発見された(コリエレ・デッラ・セーラ、10月24日)。

ベネデット・クローチェの残した書類の間にあったものを、ボローニャ大学のエリザベッタ・グラツィオージ教授が再発見した。

この無政府主義への賛歌は、パスコリが1878年に書いたもので、クローチェは最初の2連のみを、1907年に出版した。クローチェは、パスコリが感傷的な詩人として捉えられているが、若い時には、革命的な暴力を賞賛する詩人でもあったと言う文脈で、この詩を紹介した。

全体としては未公刊のこの詩は、パスコリの生地サン・マウロ・パスコリでの展覧会で発表される。

20歳をわずかに過ぎたばかりのパスコリ(1855-1912)によって書かれたもので、激しく反逆的な性格のものという。革命に言及し、ブルジョワを弾劾しているらしい。

若い時にパスコリが急進派に共感していたのは以前から知られていたが、この詩はまさしくそこに闘争的にコミットしたものであると、グラツィオージ教授。

1878年に、パスコリがジョヴァンニ・パッサンナンテという無政府主義者で、イタリア王ウンベルト1世の暗殺を企てた人物への賛歌を書いたことはしばしば語られてきた。しかし、そのテクストは見つかっていない。

1879年に、パスコリは逮捕されている。改心したということになっているが、実際は、それから数年は左派のプロパガンダを書いていたらしい。

アンドレア・コスタというボローニャ地区の急進派のボスに従っていたのだが、彼が1882年に最初の社会主義者の国会議員になると、プロレタリアートの活動は議会を通じての政治闘争に移行し、パスコリの態度もそれに従ったのである。

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