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2006年10月 8日 (日)

ムッソリーニは反ユダヤ主義だったか?

Mussolini2 コリエレ・デッラ・セーラ紙上で、ムッソリーニの反ユダヤ主義についての論争が続いている(コリエレ・デッラ・セーラ、10月3日)。

セルジョ・ルッツァートは、1938年の人種法までは、特に反ユダヤ的ではなかったという立場だが、ジョヴァンニ・ベラルデッリは、エティオピア進出が、反ユダヤに転じる契機だったという考えで、人種法よりも前からだったという論を展開した(9月21日)。

一方で、ベラルデッリは、ファシスト体制よりもずっと以前から反ユダヤ主義だったという考え方も退けた。

この議論は、『人種差別主義者ムッソリーニ』という著作を著わしたジョルジョ・ファブレの「反ユダヤ主義ームッソリーニがヒトラーをし向けた」という記事(9月22日)への評価の是非に端を発したものである。

これまでの通念では、人種法まではムッソリーニは、反ユダヤ主義者ではなかったというもので、ルッツァートはムッソリーニが姉妹エドヴィージェにあてた手紙で、イタリア人はいろいろな民族がまじっており、人種の純潔さやユダヤ人が危険だというのは、ほら話だと書いているのを引用している。

そういった通念を覆すべくジョルジョ・ファブレは、ムッソリーニが一貫して人種法以前から反ユダヤ的であったという「証拠」をあげ、ヒトラーの反ユダヤ主義もムッソリーニがけしかけた面があると論じたのである。

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