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2006年10月12日 (木)

コカイン中毒者のためのコミュニティ出来る

Cocaina

イタリアで初のコカイン中毒者治療のためのコミュニティがジェノヴァに出来る(コリエレ・デッラ・セーラ、10月9日)。

このコミュニティは、28日間を上限に、急性の段階を脱するためのものである。来年の春に、サマンという慈善団体により、ジェノヴァ近郊に開設予定。

サマンは、1981年にマウロ・ロスターニョによって創設された団体だが、ロスターニョは1988年に暗殺された。

最初のコミュニティはシチリアのトラーパニに開かれ、現在、10のコミュニティがある。

コカイン患者に対しては、対話をもって自分の置かれた状況を認識させ、薬は用いない方針。この方法をミラノの救急病院で実験的に1年半実施した成果をナポリやローマにも波及させるという。

救急病院が治療の中心となる。鼻から吸引している人は、注射している人とは異なり、たいていが見かけは正常な生活を送っており、治療もコミュニティに送るという必要はない、とサマンの会長アキッレ・サレッティは言う。

そこが問題でもあって、コカイン依存者は、薬物依存の問題を否定し、無事にやり過ごせるという幻想を抱いている場合が多いという。

コカイン使用者は増え続けている。2001年には35万人であったのが、2005年には72万人に増加したと推定されている。

末端価格は1グラム約50ユーロ(7500円)。イタリアはヨーロッパで、イギリス、スペインにつぎ、第三位の消費国である。

薬物取引取締のための予算は、2005年で7億9千万ユーロで、不十分なものだと、精神科医でサマンの科学部長のルイージ・カンクリーニは言う。

中毒者の異常に気が付くのは、たいてい家族で、通常妻である。中毒者の10人に9人が男。15歳から34歳が中心。

イタリア人で一度でもコカインを試したことのある人は4,6%。

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