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2006年10月 2日 (月)

ヴァティカン、安楽死を否定

Barragan3 バラガン枢機卿

ヴァティカンの保健従事者評議会議長のハビエル・ロザーノ・バラガン枢機卿は、安楽死を死への一行程であるとし、否定した(コリエレ・デッラ・セーラ、9月26日)。

保健従事者評議会はヴァティカンにある11の評議会のうちの1つ。バラガン枢機卿は、安楽死を明確に否定したが、同時に、執拗な治療(accanimento terapeutico)も無益で有害であるとして否定し、苦痛を緩和する治療(cure palliative)は肯定した。

コリエレ・デッラ・セーラ紙の依頼で実施された電話アンケート(対象:17歳以上の1002人、誤差3%)は次の通り。

イタリアで安楽死の合法化することが適切だと思いますか?
はい      20%
はい、ただし患者の肉体的苦痛が耐えがたい場合のみ
         38%
いいえ     37%
わからない   5%

ここからは、上の「はい」と条件付き「はい」を、ひとくくりに「はい」(全体では20+38=58%)とみなす。

ミサに行く頻度別の結果。
ミサに行かない
 はい    80%
 いいえ   18%
 わからない 2%
ミサに一年に数度行く
 はい    66%
 いいえ   28%
 わからない 6%
ミサに一月に数度行く
 はい    60%
 いいえ   33%
 わからない 7%
週に一度かそれ以上行く
 はい    35%
 いいえ   59%
 わからない 6%

年齢別
 18-24歳
 はい     70%
 いいえ   28%
 わからない 2%
 25-34歳
 はい    61%
 いいえ   35%
 わからない 4%
 35-44歳
 はい    62%
 いいえ   34%
 わからない 4%
 45-54歳
 はい    57%
 いいえ   36%
 わからない 7%
 55-64歳
 はい    53%
 いいえ   40%
 わからない 7%
 65以上
 はい    51%
 いいえ   42%
 わからない 7%

若い人ほど、肯定的であるという傾向は顕著だが、65歳以上でも、肯定が過半数に達している。

また、2001年に実施されたこの種の調査では、25%の人が考えたことがない、自分の意見を持っていなかったので、安楽死に関する自分の意見を持つ人が増えたことは明らかだ。

また、当時は過半数の54%の人が、いかなる場合においても安楽死は認められないとしていたので、ここ数年で、世論は変化していると言える。

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