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2006年10月 6日 (金)

アルコールの規制強化

Alcol イタリアで未成年には、公的な場所では一切アルコール飲料の提供・販売が禁止される(コリエレ・デッラ・セーラ、10月2日)。

バール、レストラン、ディスコテーカを含む公的な場所でのアルコール飲料の提供、販売が16歳からだったのが、18歳からに引き上げられる。

また、高速道路のサービス・エリアでのアルコール飲料販売は24時間全面的に禁止となる。現在は、22時から6時までと、アルコール度数の高い飲料の販売が禁じられているのみ。

この二つの規制は、2007年1月から適応される見込みだが、最新のデータに基づいている。

イタリア人の700万人は、危険と考えられる量のアルコールを消費している。

15歳以下の80万人の若者がアルコール飲料を飲んでいる。

若者がアルコール飲料を飲み始める年齢がイタリアでは11,12歳で、ヨーロッパの平均は14歳である。

高速道路でのアルコール飲料の販売・提供の全面禁止は、事故を減らすためである。8000人の死者のうち、40%が飲酒にからんでいる。疫学者はそのうち3500人の犠牲者は《避けうる》(evitabili)ものだったと規定している。

24歳以下で、運転中死亡したもののうち、酔っぱらい運転によるものは、去年一年で2500人にのぼる。

問題になるのは、アルコールの血中濃度(グラム/リットル)である。
0,5グラムまで 信号の色の区別や道路
        標識の識別が困難になる
0、1から1まで 危険への注意がおろそ
      かになり、過剰な安心感を持つ
1,5前後  動作の連繋がほとんどなく、
        事故の危険が大きくなる
2以上    嗜眠状態、車を運転する
        ことは、ほとんど不可能

イタリアで運転が違反とならないアルコール血中濃度の上限は、0、50グラムである(日本の場合は、呼気で定義しているが、血中濃度に換算すると0,3グラムに相当する)。


    体重50キロ  65キロ  85キロ
      男  女  男  女    男  女
生ビール 0,31 0,35  0,24 0,27  0,18 0,22
一杯(アルコール度数4度)
赤ワイン 0,92  1,06  0,71 0,81  0,54 0,66
一杯(12度)
蒸留酒 3,46  3,96  2,66  3,04  2,04 2,47
一杯(45度)

当然だが、量は同じでも、度数の高い酒は、血中濃度を高める。また、体重が少ないほうが、血中濃度が高まりやすく、体重が同じ場合、女性の方が血中濃度が高くなるということである。

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コメント

飲酒運転がもとで悲惨な事故が起きていますね。日本も規制を強化したほうがいいと思います。飲酒運転の厳罰化も大事だけれど、事故を起こしてからじゃ遅いですものね。まずは運転者がお酒を手に入れられないようにするのが先決と思いました。

投稿: azusa | 2006年10月 7日 (土) 15時08分

そうですね。
ポイントの一つは、酒類を提供した飲食店・ディスコテーカなどに、どんな罰則があるかということでしょう。
イタリアで、公共の場所での禁煙が、非常によく守られているのに驚いたのですが、法律の専門家は口をそろえて、バールやレストランに罰則があるから、きちんと守られるのだと言っていました。
飲酒の場合、もちろん、運転をする人の自覚があってのことですが。

投稿: panterino | 2006年10月 7日 (土) 21時02分

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