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2006年10月31日 (火)

ジョヴァンニ・パオロ1世のテレビ・ドラマ、高視聴率

Luciani ジョヴァンニ・パオロ1世の生涯を扱ったテレビ・ドラマが放映され、900万人が見た(コリエレ・デッラ・セーラ、10月25日)。

放映されたのは、10月23日(月)で、第一部《パーパ・ルチャーニーー神の微笑み》。ジョヴァンニ・パオロ1世の本名はアルビーノ・ルチャーニなので、ルチャーニ教皇(Papa Luciani)という呼び方もするわけである。

Rai Uno で898万8888人の視聴者で、シェアは33,07%であった。その時間の Canale 5 の番組は13,81%にすぎなかった。

わずか33日間の在位であったジョヴァンニ・パオロ1世を演じたのは、ネーリ・マルコレ。教皇の姪は、俳優と監督が私か父のところに来てくれた方がよかった、と述べている。より、事実に近い演出が出来たはずとのこと。

これまで、Rai と Mediaset では、ジョヴァンニ23世とジョヴァンニ・パオロ2世の生涯をドラマ化してきた。

ジョヴァンニ23世のドラマは Raiuno が2002年に《パーパ・ジョヴァンニ》を製作し、その第二部は視聴者1468万人、シェア51,44%という記録を打ち立てた。2003年には、Mediaset が《パーパ・ブオーノ》(善良な法王)をCanale 5 で放映し、第二部は1063万人、37,72%の視聴者を獲得した。

ジョヴァンニ・パオロ2世は、2005年、まず Canale 5 がドラマ化した。《カロル、教皇になった男》は1301万人、43,5%のシェアを得た。同じく2005年に Raiuno が《ジョヴァンニ・パオロ2世》を放映し、1247万人、44,16%のシェアだった。

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2006年10月30日 (月)

ロッシ、まさかの転倒、タイトル逃す

Photo_64 モトGPの最終戦で、ヴァレンティーノ・ロッシは転倒し、年間タイトルは、アメリカのニッキー・ヘイデンが獲得した(この項、Corriere.it および日本テレビ)。

スペインで開催されたバレンシア・グランプリ、ロッシはポール・ポジションからのスタートだったが、出足が悪く、ドゥカーティ、ホンダ勢の後塵を拝するポジションについていた。

最終戦までの累積ポイントではロッシがリードしていたので、バレンシアでは無理をしなくても年間タイトルは獲得できるはずだった。しかし、序盤でまさかの転倒。

最後尾から再びコースに戻ったものの、順位をあげることが出来ず、無得点に終わる。ヘイデンが3位入賞で、通算成績は逆転、年間タイトルはヘイデンが獲得した。

来年からはエンジンが800ccとなる。もし今年のタイトルをロッシが獲得していれば、1000cc時代は、すべてロッシがタイトルを取ったことになったが、「無敵の王者は漫画の中にしかいないんだね」とロッシ自身が認めることになってしまった。

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パスコリの無政府主義賛歌、再発見される

Pascoli パスコリが20代に詠んだ無政府主義礼賛の詩が、発見された(コリエレ・デッラ・セーラ、10月24日)。

ベネデット・クローチェの残した書類の間にあったものを、ボローニャ大学のエリザベッタ・グラツィオージ教授が再発見した。

この無政府主義への賛歌は、パスコリが1878年に書いたもので、クローチェは最初の2連のみを、1907年に出版した。クローチェは、パスコリが感傷的な詩人として捉えられているが、若い時には、革命的な暴力を賞賛する詩人でもあったと言う文脈で、この詩を紹介した。

全体としては未公刊のこの詩は、パスコリの生地サン・マウロ・パスコリでの展覧会で発表される。

20歳をわずかに過ぎたばかりのパスコリ(1855-1912)によって書かれたもので、激しく反逆的な性格のものという。革命に言及し、ブルジョワを弾劾しているらしい。

若い時にパスコリが急進派に共感していたのは以前から知られていたが、この詩はまさしくそこに闘争的にコミットしたものであると、グラツィオージ教授。

1878年に、パスコリがジョヴァンニ・パッサンナンテという無政府主義者で、イタリア王ウンベルト1世の暗殺を企てた人物への賛歌を書いたことはしばしば語られてきた。しかし、そのテクストは見つかっていない。

1879年に、パスコリは逮捕されている。改心したということになっているが、実際は、それから数年は左派のプロパガンダを書いていたらしい。

アンドレア・コスタというボローニャ地区の急進派のボスに従っていたのだが、彼が1882年に最初の社会主義者の国会議員になると、プロレタリアートの活動は議会を通じての政治闘争に移行し、パスコリの態度もそれに従ったのである。

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2006年10月29日 (日)

大学入学生、減少する

Matricole イタリアの大学入学生が減少している(コリエレ・デッラ・セーラ、10月24日)。

イタリアでは、1999/2000年と2000/2001年の間に、3年卒業のコースを導入し、それから3年間、2003/2004年までは入学者が増えていたが、去年、今年と減少に転じている。

年度       入学者
     (再入学者を除く)
1999/00  28万6893
2000/01  29万5526
2001/02  33万1288
2002/03  34万7160
2003/04  35万3119
2004/05  34万7700
2005/06  33万1940

2年連続の減少は、やや懸念のあるところで、イタリアはヨーロッパで最も大卒者の少ない国の一つである。

Istat の調査によると、若者は良い職につくために、大学を卒業することが必須と考えていないらしい。

入学者の減少は、一部分は、若者の人口が減っていることで説明できる。しかし、去年は入学者は4,5%(1万6千人)減少している。19歳人口は、2004/05年には、2,6%の減少だったのだ。

新入生は、明らかに女性優位で、女性55,8%、男性44,2%となっている。女子学生は、言語系や心理系を好み、防衛やセキュリティ、工学や理学系は男子学生が多い。教育系は男女とも減少しており、医学系は横ばい。外国人学生は2,1%。

Istatの統計によると、大学生の20,5%、即ち、5人に1人は、入学一年後に大学を辞めている。40%は、規定年限以上在籍している。その結果、64%が規定年限を越えた年数をかけて卒業する。半数近くは、26歳以上で卒業するのである。

ただし、6年前に導入された3年卒業コースでは、58,8%が予定通りに卒業している。

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『フェルモとルチーア』のクリティカル・エディション出版

Ipromsposi マンゾーニの『フェルモとルチーア』のクリティカル・エディションが出版される(コリエレ・デッラ・セーラ、10月23日)。

『フェルモとルチーア』は、イタリアで最も有名な小説『いいなづけ』の元となった作品である。作者自身が書き直して、タイトルも変わり『いいなづけ』が出来たのである。

今回出版されるのは、『フェルモとルチーア』のほうで、作者の書き込みや訂正を洗い出して、記録した専門家向けのエディション。

編者はダンテ・イゼッラで、企画は1970年代に遡るのだという。30年越しの労作によって、マンゾーニの創作の秘密の一端が明らかになるだろう。

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ローマ映画祭、最優秀賞は、ヴェネツィア落選作

Serebrennikov 左からジョルジョ・コランジェリ(最優秀男優賞)、アリアーネ・アスカリデ(最優秀女優賞)、キリル・セレブレンニコフ(最優秀映画)、ショーン・メドウズ(特別賞)

第一回ローマ国際映画祭の最優秀映画は、セレブレンニコフ監督の 《Playing the victim》が受賞した。この映画は、ヴェネツィア映画祭で落選したロシア映画だった。

映画祭で上演された映画は、169本で、アメリカが52本(26本は回顧上映)、イタリアが48本、フランスが28本、イギリスが17本、ドイツが10本、スペインが7本。32ヶ国が参加した。

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2006年10月28日 (土)

教育相:宿題を減らそう

Compitiacasa3rt 公教育相フィオローニが、宿題を減らそうと呼びかけた。

子供たちは、もっと自由時間を持つべきだというのである。

各国の授業時間と家庭学習の時間(週当たり)は次の通り(Osce調べ)

国  学校での学習時間 家庭学習時間
イタリア   26,4     10,5  
ギリシア   23,5      8,3
スペイン   26,4      7,4
フランス    24,8            6,8
ドイツ    22,6      6,3
アメリカ   22,2      5,7
Ocse平均  24,4      5,9

イタリア人の家庭学習時間は、Ocse諸国平均の2倍近い。これは宿題が多いためであるが、では何故、宿題が多いのか。

教育学者のフランコ・フラッボーニ(ボローニャ大)によると、教員が教科書を終わらせることを第一に考えているためだという。

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チヴィタヴェッキアのマドンナ像、再び血の涙を流す

Madonnina チヴィタヴェッキアのマドンナ像が再び血の涙を流した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月22日)。

この小さな聖母像は、1995年2月に、血の涙を流したということで、大騒ぎになり、大勢の信者が巡礼にやってきた。

ジローラモ・グリッロ司教は、今回の件に慎重で、「私はどう考えてよいかわからない」としている。

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イタリアの中小企業

イタリアの中小企業の数と従業員についてのデータが紹介されている(コリエレ・デッラ・セーラ、10月21日)

会社数
従業員1-49人
418万1703社
99,4%
従業員50人以上
2万4159
0,6%
会社数合計
420万5862社

従業員数
従業員1-49人
567万83人
53,7%
従業員50人以上
488万6109人
46,3%
従業員合計1055万6192人

従業員の数が50人以上の相対的に大きな会社は、会社の数は、0,6%にすぎないが、従業員数の総数では46,3%と半分近い。

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2006年10月26日 (木)

退職手当と全国社会保険公社

Tfr 退職手当 Tfr (trattamento di fine rapporto) について、労働、経営者側が合意に達した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月20日)。

合意によると、従業員50人までの企業では、従来通り、退職手当を会社に置いてもよいし、Inpsに移管してもよい。従業員が来年の1月から6ヶ月の間に決める。

50人以上の企業(イタリアに23800社ある)では、100パーセント、退職手当を Inps(全国社会保険公社)に移管する。

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イタリア国債、格付け下がる

Fitch 格付け会社 Fitch と Standard & Poor's はイタリア国債の格付けを引き下げた(コリエレ・デッラ・セーラ、10月20日)。

格付け会社のうち、Moody の評価はAA2で変わらず。Fitch(フィッチ)は、AAからAA-へと引き下げたが、展望はネガティヴから安定へと引き上げた。

S&Pは、AA-からA+へと引き下げた。

ヨーロッパ諸国のなかでは、スペイン、ドイツ、フランス、イギリスは最上位のトリプルAの格付け。

ヨーロッパ諸国の中ですでに格付けを引き下げられているのは、ポルトガルとギリシア。ギリシアはAで、イタリアより劣る唯一の国。ポルトガルはダブルA。

S&Pはイタリアを《A+》としたわけだが、同じ評価を付けられている国は、韓国、クウェート、マレーシア、サウジアラビア、カタール、南アフリカ、ボツワナ、トニニダード・トバゴそしてイスラエルがある。

プローディ首相は、十分予想できたこととし、前政府の責任であるとしたが、野党は首相の辞任を要求している。

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2006年10月25日 (水)

ローマ映画祭でトルナトーレの新作上映

Xenia_rappaport トルナトーレの新作《La sconosciuta》(見知らぬ女)の主演女優 Xenia Rappoport

ローマ映画祭で、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作《La sconosciuta》(見知らぬ女)が上映される(コリエレ・デッラ・セーラ、10月19日)。

主演女優の Xenia Rappoport はサンクト・ペテルブルク出身。作品はフィルム・ノワールであり、スリラーであるが、ヒッチコックやタランティーノの模倣ではないという。

あらすじは次の通り:

あるウクライナ出身の女性がトリエステにやってくる。彼女は彼女の過去に関するあるものを探し求めている。ブルジョワ家庭の乳母に雇われるが、そこから災難が生じる。

映画評論家のトゥッリオ・ケジックは、これは単に舞台をトリエステにとっただけではなくて、まさにトリエステの物語だと評している。

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2006年10月24日 (火)

ロッロブリジダ、結婚

Lollobrigida ロッロブリジダと婚約者ハビエル・リガウ

イタリアを代表する大女優ジーナ・ロッロブリジダが、34歳年下の男性と結婚する(コリエレ・デッラ・セーラ、10月19日)。

相手の男性は、Javier Rigau という人だが、スペイン人実業家で詳細は不明。Rigau ではなくて、Rigot であるという説もある。

ロッロブリジダ(リの上にアクセントがあるので、しいて言えばロッロブリージダとなる。これまで、マスコミではロロブリジーダなどと書かれているが、それは誤り)は現在79歳、彼は45歳。22年前から秘かに交際を続けていた。即ち、彼女が57歳で、彼が23歳の若者であった時から一緒にいたということになる。

ロッロブリジダは、アッピア街道沿いに、友人のフランコ・ゼッフィレッリのヴィラのすぐ近所に住んでいるのだが、彼らもRigau または Rigot 氏のことは、ほとんど知らない。

この二人の関係をすっぱぬいたのは、スペインの雑誌 Hola!である。

ロッロブリジダは一度、映画監督の Milko Skofic と結婚していたが、1971年に離婚している。

彼らは、今年中に結婚する予定とのこと。

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ジェノヴァのモスク建設計画

Moschea_monte_antenneローマのモスク、モンテ・アンテンネ

ジェノヴァにモスクを建設する計画をめぐって賛否両論が起こっている(コリエレ・デッラ・セーラ、10月19日)。

現在、イタリアに正式のモスクは3つある。1980年に出来たカターニャのモスク。1988年のミラノのモスク。そして、1995年ローマのモンテ・アンテンネのモスクで、これはヨーロッパ最大のもの。その他に、礼拝所は何百カ所かある。

建築予定の場所は、工場地帯であるが、4人の教区司祭が異議を申し立てている。一ヶ月ほど前にジェノヴァの大司教となったアンジェロ・バニャスコは、「私には、ポジティヴなことに思える」と語っている。

イタリアにいるイスラム教徒は120万人。イタリアで第二の宗教である。イタリア人でイスラム教徒に改宗した人は約2万人。

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2006年10月23日 (月)

フォッリーニ、キリスト教民主連合を去る

Litalia_di_mezzo

新しい政治グループ 《L'Italia di mezzo》のシンボルマーク

元キリスト教民主連合の書記長マルコ・フォッリーニが、キリスト教民主連合(UDC)を離れ、新たな政治グループ 《L'Italia di mezzo》(真ん中のイタリア)を結成した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月19日)。

現在の二大政党グループに代わり、穏健派の結集を呼びかける。ローマでの記者会見に加わったのは、元UDCのリッカルド・コンティ下院議員。

21日には、ナポリで初集会を開く。フォッリーニは、UDCおよびそのリーダーのカジーニが、ベルルスコーニとの違いを十分出せていないとして、「吠えるが噛まない」犬の元を去るのだ、としている。

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反カモッラの作家に護衛がつく

GomorraSaviano2                      ナポリの犯罪組織カモッラを摘発する小説 Gomorra を書いた小説家に警察の護衛がついた(コリエレ・デッラ・セーラ、10月17日)。

小説を書いたのは、ロベルト・サヴィアーノ、27歳。小説の形で、犯罪組織カモッラの権力、経済・財政、軍事力を暴き出した。

ボスは要らない、ここから去るべきだ、と述べたため、脅迫状や無言電話で脅されるようになり、本人が望んでいた平常通りの生活を送ることが、不可能となった。

ウンベルト・エーコはTG1で連帯を表明した。また、カンパーニャ州知事のアントーニオ・バッソリーノは、彼を孤立させてはいけない、と述べている。

この Gomorra というフリーランスのジャーナリストによって書かれた小説は、ヴィアレッジョ賞を受賞し、現在、9版を重ねている。

インターネット上には、《Io sto con Roberto》 という作者に連帯を表明するためのブログが出来ている。

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2006年10月22日 (日)

イタリアにおけるカトリック教会

Ruini ヴェローナで、イタリアのカトリック司祭の大集会が開かれた (コリエレ・デッラ・セーラ、10月17日)。

第四回の大集会で、約2万人の聖職者が集まった。この大会は、1976年にローマ、1985年にロレート、1995年にパレルモで開催されている。

イタリアにおけるカトリック教会にまつわる数字が紹介されている。

司教区 228
教区 2万5702
教区司祭のいない教区 4053
教区付(在俗)司祭 3万2990
外国人司祭  1498
修道士    1万8610
修道女   12万2356
2000人の住民につき1人の司祭
現職の聖職者の平均年齢    59,5歳
80歳以上の司祭          13%
カトリック系の協会や運動に参加
しているイタリア人           10%
宗教団体に寄付しているイタリア人 50%

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マルペンサ対フィウミチーノ

Malpensa_01マルペンサ空港

アリタリアの経営危機問題と並行して、イタリアのハブ空港をミラノ・マルペンサ空港にするか、ローマ・フィウミチーノ空港にするのか、綱引きが続いている(コリエレ・デッラ・セーラ、10月17日)。

政治家も、北部出身者はマルペンサに、中部・南部出身者はフィウミチーノに傾く。

マルペンサとフィウミチーノの比較:

バールとリストランテ
フィウミチーノが33,マルペンサが36

店舗
フィウミチーノ140,マルペンサ101

銀行(両替と銀行)
マルペンサ32,フィウミチーノ28

郵便局
フィウミチーノ2,マルペンサ1

薬局
フィウミチーノ2,マルペンサ2

トイレ
フィウミチーノ50以上、マルペンサ50以上

乗客
フィウミチーノ 826万8千
(2005年比ー3,1%)
マルペンサ 746万3千(+7,5%)

便数
フィウミチーノ 毎月1万500
マルペンサ  毎月1万3000
(ただし、リナーテ空港とマルペンサの合計)

副首相のルテッリは、80年代から始まった空の自由化に対応してこなかったのがアリタリアの経営危機の原因であるという。現在、アリタリアは、国内便の34%、ヨーロッパ便の17%のシェアしかないのだ。

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イタリアとスペインの高速道路会社、合併へ

Prodizapatero プローディ首相とスペインの首相ザパテーロが会い、プローディはスペイン側に高速道路会社の合併に青信号を出した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月17日)。

イタリアの Autostrade とスペインの Abertis の合併にゴーサインが出た。4月からの懸案事項であったが、プローディ首相が、資本金250億ユーロの大会社誕生を承諾した。

新会社の売り上げは年60億ユーロ、2006年のイタリアへの投資は100億ユーロとなる見通し。年5パーセントの成長を目指す。

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2006年10月20日 (金)

アフガニスタンで、イタリア人フォトジャーナリスト拉致される

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ガブリエーレ・トルゼッロ

アフガニスタンで、イタリア人のフォトジャーナリストが拉致された(コリエレ・デッラ・セーラ、10月15日、16日)。

このフォトジャーナリストはガブリエーレ・トルゼッロ、36歳。プリーゼ出身で、長年ロンドンに住み、妻と息子がいる。

トルゼッロ自身がラシュカルガの救急病院に、拉致されたことを電話で伝えてきた。誘拐者たちは、タリバンであることを名乗った。

しかし、別の筋から、タリバンはそれを否定した。犯人グループは誰なのか? トルゼッロはカンダハルからカブールへ戻る途中で捕まったらしいのだが、その状況については複数の説が飛びかっていて、正確なところは不明である。いずれにせよ、アフガニスタン南部は、特に農村部はタリバンの支配が強く、欧米人が足を踏み入れようとしない地域である。

犯人グループはトルゼッロをスパイだとしている。トルゼッロは、アムネスティ・インターナショナルやユネスコから仕事を委嘱されたこともある写真記者(fotoreporter)なのである。

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『イタリアの映画監督』

Registi_ditalia バルバラ・パロンベッリの『イタリアの映画監督』(Rizzoli, 213ページ、16,50ユーロ)が出版された(コリエレ・デッラ・セーラ、10月15日)。

ネオレアリズモから今日にいたるまで、38のインタビューを集めたもので、コリエレ・デッラ・セーラ紙に掲載されたものがまとめられた。

インタビューは38人だが、監督は実は36人で、スーゾ・チェッキ・ダミーコは《すべてのイタリア映画の母》なのだが、自分で監督をしたものはない。

また、ナンニ・モレッティは沈黙していて、彼の代わりに彼をよく知る人が語っている。

これらのインタビューを貫くテーマは、4世代、5世代にわたる映画人が経験してきた映画と政治の関係である。

古参では、ディーノ・リージ、マリオ・モニチェッリ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、リッツァーニがおり若手はガブリエーレ・ムッチーニやファウスト・ブリッツィまで。 

出発点は、自明の公理、イタリアで映画を創るのはつねに左翼的なことだ、ということである。しかしながら、チェッキ・ダミーコは、「私は、共産党員は二人しかしらない、ヴィスコンティとルイジ・ザンパだ」と語っている。

リッツァーニは、新聞の報道で共産党員とされていた監督は、デ・シーカ、モニチェッリ、ジェルミ、ラットゥアーダ、フェッリーニとロッセリーニだという。しかし、彼らは規律やマルクス主義のイデオロギーにはアレルギーを持っていた。

リッツァーニによれば、共産党は検閲や教会からの攻撃からは、映画監督を守ってくれたが、時には、フロレスターノ・ヴァンチーニ監督の 《愛の季節》(インテリの共産党員の危機の物語)のように、党員の仲間から非難を受けたものもある。ベルナルド・ベルトルッチの場合、《1900年》の第二部が、エミリア地方でのパルティザンの復讐行為に言及していたため、同様に非難をあびた。

現在の映画監督が嘆いていること。かつて、イタリア映画の黄金時代には、台本作家、監督、役者がすべて一緒にいた。今日、それぞれが、孤立している。サルヴァトーレス監督によれば、マルコ・トゥッリオ・ジョルダーナ監督は、40代、50代の人々に、関連するアーティストの連盟を作ろうと提案しているという。

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2006年10月19日 (木)

二酸化炭素の削減

Co2_2 CO2の経年変化

イタリア政府は、2005年現在の二酸化炭素排出量、年間2億2400万トンから2008年から2012年に年間2億トンへと削減する計画を決定した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月14日)。

地球温暖化対策として、環境大臣ペコラーロ・スカーニョと経済発展相ベルサーニとの間で合意に達したもの。

削減の一番の中心は電気関係で熱電気セクターにより現在1億1500万トンの二酸化炭素を排出しているものを2008年から2012年には、1800万トン削減する計画。

イタリア政府としては、企業が排出権を買い取るのではなくて、技術革新により、より効率的に生産できるようになるために投資することを期待している。

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テレビ法の改革案

Gentiloni2 コミュニケーション大臣パオロ・ジェンティローニ

イタリアのテレビに関する法律ガスパッリ法の改革案が出た(コリエレ・デッラ・セーラ、10月13日)。

コミュニケーション大臣パオロ・ジェンティローニが提出したもので、それによると、メディアセットとRAIはそれぞれ1局を地上波デジタルに移行することになる。

法案が可決されると、Raiとメディアセットは3ヶ月以内に、自分の持っている局のうち一つを移すという計画を明らかにしなければならない。そしてそれから12ヶ月以内にそれを実行しなければならない。

具体的には、RAIはRai3が、メディアセットはRete4が地上波デジタルに移行すると考えられている。

また、広告の占有率は45パーセントが上限で、それ以上となった場合には、番組中のコマーシャルの割合(メディアセットは18%、RAIは12%)を2%下げることになる。

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ローマ映画祭、開幕

Connery 第一回ローマ映画祭が開幕した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月13日)。

開幕式は、オペラ座で開催され、リッカルド・ムーティの指揮で、『ゴッドファーザー』や『山猫』、『道』のテーマが演奏された。

名誉ゲストとして、ショーン・コネリーが招待され、ローマ市長で映画祭の推進者であるヴァルテル・ヴェルトローニから「マルコ・アウレリオ(皇帝マルクス・アウレリウス)」賞が授与された。

ショーン・コネリーは、まるで戴冠式のようだとご満悦。式典には、前大統領チャンピ、下院議長ベルティノッティ、ルテッリ、アマートといった閣僚をはじめ、審査員長であるエットレ・スコラ、タヴィアーニ、サンドレッリといったイタリア映画界を代表する人々が集まった。

すでに4万枚の切符が売れたという。しかし問題が無いわけではない。イタリアにはすでにヴェネツィア映画祭があり、ローマ映画祭とどういう棲み分け、性格分けをするのかという問題である。

開催日をできるだけ離すという点については意見の一致を見ているようだが、ヴェネツィア市長のカッチャーリは、二つの映画祭に補助金を出している国はないので、政府はどちらの映画祭に補助金を出すのか決めるべきだとしている。

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2006年10月18日 (水)

銀行合併、イタリア最大の銀行誕生

Banca_intesa バンカ・インテーザとサンパオロ・イミ銀行の合併が理事会によって承認され、イタリア最大の銀行が誕生することになった(コリエレ・デッラ・セーラ、10月13日)。

新銀行は、イタリア最大で、ユーロ圏第三位の資本をもつ銀行となる。5500の支店、1300万人の顧客、株式市場では720億ユーロの価値を持つ。しかし、まだ名前はない。

合併は、サンパオロ(トリノ)がバンカ・インテーザ(ミラノ)に吸収される形で実施される。ミラノの銀行3,115株とトリノの銀行1株を交換する。

これにより、イタリアに5500支店、ヨーロッパに1400支店を持つ銀行となる。イタリアでは最大、ユーロ圏で第3位、ヨーロッパ全体では第6位の規模である。

資産は5470億ユーロ、総預金量は3210億ユーロ、3020億ユーロの貸し出しで、イタリア市場の20%強を占める。

合併後の新銀行の目標は、2009年までの三年間に純益を14,9%増の70億ユーロとすること。

新銀行は、イタリアで初めて、ドイツ式の二重役員会を持つ。即ち、一つは監督のための役員会であり、もう一つは執行役員会である。

バンカ・インテーザの会長ジョヴァンニ・バゾーリは、二重役員会は、株主の利益をよりよく守れると述べている。

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2006年10月17日 (火)

ヘイデン転倒、ロッシ2位、タイトル奪取に近づく

Rossi_1 ポール・ポジションから1位でスタートするロッシ

バイク・レース最高峰のモトGPのポルトガル・グランプリで、ポイント・ランキング一位のニッキー・ヘイデンが転倒し、ヴァレンティーノ・ロッシが2位に入賞した。

ロッシは、ポール・ポジションから1位を守り続けていたが、ヘイデンも負けじと3位、4位につけていた。ところが、5周目に、チームメイトのペドロサが、インサイドからヘイデンを抜きにかかり、転倒して、ヘイデンの後輪を直撃、二人とも転倒、リタイアとなってしまった。

レースは、その後、エリアスとロッシの最終周でのすさまじいバトルを経て、エリアスが優勝。エリアスは、独特のライディング、タイヤの横滑りを多用したライン取りで、ロッシをかわした。

この結果、年間のポイント・ランキングは、ロッシが1位に躍り出た。ヘイデンは8点差で2位につけている。玉田は5位。中野は、1周目に事故でリタイア。

モトGP、今年のレースもあと一戦を残すのみとなった。

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カジーニ:すべての国会議員に薬物反応検査を

Casini 前下院議長のフェルディナンド・カジーニは、すべての国会議員が薬物反応検査を受けるべきだ、と主張した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月12日)。

先日の、ドッキリカメラ的手法で取材した50人の国会議員の薬物反応検査の一部始終は、テレビ番組《イエーナ》では放送されなかった。Garante という組織が、プライヴァシーの保護という理由で放送を差し止めたのである。

前下院議長のピエル・フェルディナンド・カジーニは、「イタリア人は、自分たちが選んだ国会議員が、薬物依存者であるかどうかを知る権利がある」として、きちんと科学的に信頼できる検査をすべきだとしている。

このキリスト教民主連合(UDC)のリーダーの提案は、右派にはうけたが、左派には不評である。ただし右派でも、国民同盟の党首ジャンフランコ・フィーニは、テストを受けることにやぶさかではないが、義務化するのは、プライヴァシーとの関係で強い疑問を感じるとしている。

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2006年10月16日 (月)

信者が望めばラテン語のミサが可能に

Lefevre ルフェーヴル猊下

信者のグループが、ラテン語のミサで昔の「儀式」(rito) をあげることを望めば、司教はそれに応じなければならない、という新たな規則が出来る(コリエレ・デッラ・セーラ、10月12日)。

この新たな規則は、数週間あるいは数ヶ月後に、教皇教令として発せられる見込みとなった。

古いミサのやり方は、1570年、トレント公会議の後、ピオ5世のもとで決められた。司祭は、ラテン語で語り、祭壇に向かう(会衆には背を向けることになる)。

1965年、ジョヴァンニ23世が始めた第二ヴァティカン公会議が終わり、ミサのやり方が変わった。儀式の文句は、各国語で唱えられ、司祭は会衆の方を向くようになった。この変化は、1969年、パオロ6世のもとで実施されるようになった。

しかし、ルフェーヴル猊下の信奉者、「サン・ピオ10世兄弟会」に属する司祭は、もっぱら古いやり方でミサをあげている。

1988年6月30日、ルフェーヴル猊下が、教皇の認可なしに4人の司教を任命し、その4人の司教は破門され、ローマとの亀裂が決定的となった。「サン・ピオ10世兄弟会」に所属する司祭は、現在、460人いる。

前教皇のジョヴァンニ・パオロ2世は、古いやり方は、そのたびに司教に請求すれば認められうると可能性を開いていた。

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ベネトン、会長交代

Lucianoalessandrobenetton ルチャーノ&アレッサンドロ・ベネトン父子

ベネトンが創立40周年を迎え、リーダーがルチャーノ・ベネトンから息子のアレッサンドロに引き継がれる(コリエレ・デッラ・セーラ、10月11日)。

ベネトン・グループは創立40周年を迎えたが、これを期に、創設者のルチャーノ・ベネトン(71歳)は息子アレッサンドロにグループの舵取りを移譲する。

アレッサンドロは、1964年生まれの42歳。ボストンで大学を出て、ハーヴァードで修士号を取得。夫人は元スラロームのチャンピオン、デボラ・コンパニョーニ。既に二人の子供があり、三人目がお腹の中に待機中。

ベネトンは、1965/66年に、ルチャーノ・ベネトンが兄弟姉妹のジュリアーナ、ジルベルト、カルロと、ポンツァーノ・ヴェネト(トレヴィーゾ県)に立ち上げた。

1969年には最初の外国の店舗をパリに開く。今日、ベネトンの店舗は(5%が直営で、残りはフランチャイズ)5千店。

1982年、オリヴィエーロ・トスカーニのCMキャンペーン始まる(2000年まで担当)。挑発的内容で話題となる。1992年のCMではルチャーノとエイズ患者が一緒の写真。

1986年、Benetton Group Spa と改称。同年、ミラノ株式市場に上場。1988年、フランクフルト株式市場、1989年ニューヨーク株式市場に上場。

グループは、Edizione Holding というベネトン家の持株会社によって支配されている。現在、120カ国に支店をもち、年間1億1千万着を製造している。

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2006年10月15日 (日)

公教育大臣、ミラノのアラブ学校を認めず

Scuola_araba_milano フィオローニ公教育大臣は、ミラノのイタリア・エジプト学校を認可しなかった(コリエレ・デッラ・セーラ、10月11日)。

10日も、レーガ支持者の抗議の中、80人のエジプト系の子供たちが登校し、授業を受けた。これは2日目の授業であった。

大臣をはじめとする当局は、いかなる学校も、認可を得ねば開くことは出来ず、認可を得るためには、規則を遵守しなければならないとしている。

しかし学校長のリディア・アチェルボーニは、「われわれは文字通りに、規則を守っている」としている。

ロンバルディア州の学校局長のマリオ・ドゥットによると、外国人学校の開設は、政府間の合意によらない場合には、国家による承認が必要とのこと。

中道左派は学校側に立つが、中道右派は反対している。もっとも強硬に反対しているのがレーガ(北部同盟)である。

この学校に登録している子供は100人。教師は18人で、9人がアラブ人、9人がイタリア人。授業は週28時間で、そのうち2時間がコーランの時間である。

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コムーネ、予算案修正を獲得

Sergiocofferati03 ボローニャ市長セルジョ・コッフェラーティ

コムーネ(市町村)の代表たちは、首相や経済相との折衝を通じて、削減された予算の復活を獲得した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月11日)。

政府側は、コムーネに対し、当初の予算削減案から5億ユーロ減らした。また、1億ユーロを県のために増額、2億6600万ユーロを共同事業の予算からコムーネの負担を削減した。小さなコムーネのために2億6000万ユーロの増額を提示した。

また、負債の上限が2,6%という制限も廃止される。

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首相、アリタリアの経営危機を認める

Alitaliaa321heathrowarp750pix 航空会社アリタリアに厳しい宣告が首相から下った(コリエレ・デッラ・セーラ、10月11日)。

「状況は制御不能だ」と首相は、労働組合に告げた。「倒産を避けるには、1月までしか時間がない」。

プローディは、外国の航空会社との提携に活路を求めている。

アリタリアの従業員は1万9574人。資本金の49,9%は国家で文字通りナショナル・フラッグである。ここ三年は赤字が続いている。
2003年 5億1700万ユーロ(赤字)
2004年 8億1000万ユーロ(赤字)
2005年 1億6000万ユーロ(赤字)

昨年の12月に、前政権の政府から10億ユーロの資金調達をしているが、今年も赤字に終わる見込みである。

アリタリアの飛行機で働く人の月給は他社と比較すると次の通り。

Blue Panorama
パイロット        4800(ユーロ) 
フライト・アテンダント 2100
Volare Airlines
パイロット        6500
フライト・アテンダント 2050
Air One
パイロット        6750
フライト・アテンダント 2200
Alitalia
パイロット       10250
フライト・アテンダント 3400

つまり、アリタリアのパイロットの月給は約150万円、フライト・アテンダントは約50万円ということになり、同業他社に較べると高い。

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2006年10月14日 (土)

「ファミリア・クリスティアーナ」誌の記者も盗聴に関わっていた

Telecom ヴァティカンの雑誌「ファミリア・クリスティアーナ」の記者が、テレコムの盗聴事件に関わっていたことが明らかになった(コリエレ・デッラ・セーラ、10月10日)。

数ヶ月前までピレッリとテレコムのセキュリティ担当であったジュリアーノ・タヴァローリの取り調べで、「ファミリア・クリスティアーナ」の記者グリエルモ・サジニーニとの関わりを語った。

タヴァローリの犯罪学の講義に出席していたサジニーニは、「一緒に働きたい、あなたのしていることに興味がある」と自ら申し出た。2001年のこと、らしい。

これをきっかけに、タヴァローリおよびその友人のチプリアーニとの関係を築いていったサジニーニは、2003年には25万ユーロ(3750万円)を受領し、2005年には16万ユーロ(2400万円)を受け取った。

サジニーニは中東問題の専門家として、ピレッリやテレコムに協力したのだという。

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2006年10月13日 (金)

3分の1の国会議員が薬物使用か

Canapa 大麻の葉

イタリア1のテレビ番組《イエーネ》(ハイエナの意)が、どっきりカメラ的手法で、50人の国会議員の薬物使用を調査したところ、3分の1が大麻(マリファナ、ハシシュ)、コカインの使用が認められた(コリエレ・デッラ・セーラ、10月10日)。

イタリア1の《Iene(イエーネ)》という番組が、予算案についてのインタビューをするという設定で、国会議員に会い、額の汗をぬぐうという口実で、《drug wipe》というキットを用いて、36時間以内にその国会議員が薬物を使用したかを調査した。

このキットは綿を丸めたもので、汗や唾液をサンプルとしてとり、数分間で、その人が大麻やコカイン、アヘン、アンフェタミンを使用したかを知ることが出来る。

捜査当局によって使用されているが、インターネットでも90ユーロ以下で買える。

50人の下院議員に対する調査結果は、32%が陽性であった。24%(12人)が大麻使用、8%(4人)がコカイン使用の反応が出た。

すぐさま大騒ぎとなり、イタロ・ボッキーノ議員(国民同盟)は収録内容をすぐに没収すべきで、「何も隠すことはないが」、そのサンプルはすぐに破棄すべきであると主張している。放送局側は、すべての「犠牲者」の無名性を保障するとしている。顔が隠され、声は変えられて放送される模様。

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2006年10月12日 (木)

コカイン中毒者のためのコミュニティ出来る

Cocaina

イタリアで初のコカイン中毒者治療のためのコミュニティがジェノヴァに出来る(コリエレ・デッラ・セーラ、10月9日)。

このコミュニティは、28日間を上限に、急性の段階を脱するためのものである。来年の春に、サマンという慈善団体により、ジェノヴァ近郊に開設予定。

サマンは、1981年にマウロ・ロスターニョによって創設された団体だが、ロスターニョは1988年に暗殺された。

最初のコミュニティはシチリアのトラーパニに開かれ、現在、10のコミュニティがある。

コカイン患者に対しては、対話をもって自分の置かれた状況を認識させ、薬は用いない方針。この方法をミラノの救急病院で実験的に1年半実施した成果をナポリやローマにも波及させるという。

救急病院が治療の中心となる。鼻から吸引している人は、注射している人とは異なり、たいていが見かけは正常な生活を送っており、治療もコミュニティに送るという必要はない、とサマンの会長アキッレ・サレッティは言う。

そこが問題でもあって、コカイン依存者は、薬物依存の問題を否定し、無事にやり過ごせるという幻想を抱いている場合が多いという。

コカイン使用者は増え続けている。2001年には35万人であったのが、2005年には72万人に増加したと推定されている。

末端価格は1グラム約50ユーロ(7500円)。イタリアはヨーロッパで、イギリス、スペインにつぎ、第三位の消費国である。

薬物取引取締のための予算は、2005年で7億9千万ユーロで、不十分なものだと、精神科医でサマンの科学部長のルイージ・カンクリーニは言う。

中毒者の異常に気が付くのは、たいてい家族で、通常妻である。中毒者の10人に9人が男。15歳から34歳が中心。

イタリア人で一度でもコカインを試したことのある人は4,6%。

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「エコノミスト」誌、イタリアの予算案をけなす

Getting_redder イギリスの雑誌 The Economist がイタリアの予算案を「まやかし」であると非難した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月8日)。

《smoke and mirrors》(手品のように人を巧妙にごまかすもの)と題し、イギリスの雑誌は、イタリアの予算案をくさした。

「中道左派のロマーノ・プローディ政権に、ベルルスコーニ政権でおなじみの三枚カードだましのトリックの終焉を期待したものは、プローディ政権の最初の予算案に失望しただろう」と記事は始まる。

「エコノミスト」によると、最大のまやかしは、Tfr(trattamento del fine rapporto, 退職金)の積立金を、会社からINPS(Istituto Nazionale Previdenza Sociale, 全国社会保障保険公社)へ移管するのを、政府の歳入としていることで、本来は、労働者への借金(将来支払われるお金)と考えるべきで、このような作為は弁明の余地がない、としている。

ヨーロッパ中央銀行の元幹部であったパドア・スキオッパ経済相がこのようなことをするのは、考えもつかないことだが、連立政権内部の左派の要求に屈したのだろうと、「エコノミスト」誌は推測している。

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2006年10月10日 (火)

相続税、どう変わる

Casa4 イタリアで相続税が変わる。主な改正点としては、家や株の所有権が移転するときに、4%の税金がかかるようになる(コリエレ・デッラ・セーラ、10月5日)。

囲み記事で、例をあげて説明している。3軒の不動産を所有する夫婦と子供二人の場合。不動産は、それぞれが20万ユーロ(3000万円)、1軒は亡くなった人が住んでいた、もう1軒は息子が住んでいて、もう1軒は別荘。遺産のなかに、30万ユーロ(4500万円)相当の株券がある。

税金        以前 今回の予算案以降
死者の居住家屋  0      0
の相続税
居住家屋の    336    336
抵当および登記税
息子の家屋の  336     ー
抵当および登記税
他の2軒の     ー     16,000
抵当および登記税
(4%)
第三の家の
抵当および登記税 6000     ー
(3%)
株券の登録税    ー      8000
(30万ユーロから10万ユーロ
を引いたものの3%)
合計          6772   24,336
                  +17,564

これまでは、家2軒までは、それぞれ336ユーロですんだものが、これからは、家2軒目からは、4%の税金を支払うことになったわけである。上の例の場合、1万7564ユーロの増税となる。

ただし、これは、不動産が25万ユーロ(3750万円)までの場合。

以下に税率と控除が、不動産の金額の違いによってどう変わるかを記す。

抵当(ipotecaria)  登記税(catastale)
25万ユーロまで 25万ユーロまで
168ユーロ    168ユーロ
(死者の住居)  (死者の住居)
25万ユーロ超  25万ユーロ超
資産の3%     資産の1%
(死者の住居)   (死者の住居)

それ以外の住居 それ以外の住居
 3%         1%

不動産以外の資産
10万ユーロを控除した残りの4%

ただし、親子以外の親族4親等までが相続した場合、税率は6%で、その他の人が相続した場合8%となる。

日本と比較した場合、控除額は日本の方が大きい。日本の場合、5000万+(相続人×1000万)なので、配偶者と子供二人の場合、8000万が控除額となり、それ以下なら相続税はかからない。

ただし、土地の値段が高いため、不動産を3軒所有していた場合、それを越える可能性が高いであろう。日本の場合は、相続税率は、
課税価格   率    控除額 
1000万以下 10%  0
3000万以下 15%  50万円
5000万以下 20%  200万円
1億円以下  30%  700万円
3億円以下  40%  1700万円
3億円超    50%  4700万円

というわけで、イタリアと比較すると基礎控除は日本の方が大きいが、金持ちに対してはイタリアはどこまでいっても4%なのに対し、日本は50%となるので大違いである。

ただし、日本は以前は最高税率は70%であったのをバブルの頃に不動産価格が高騰して、相続税が払えない人が続出し、改訂して現在の税率になっている。

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2006年10月 9日 (月)

Unione の市長、予算案に反対

Chiamparino トリノ市長、セルジョ・キアンパリーノ

中道左派(Unione)の市長、トリノ市のキアンパリーノ、ボローニャ市のコッフェラーティ、ローマ市のヴェルトローニが政府予算案に反対している(コリエレ・デッラ・セーラ、10月5日)。

これは政府から地方自治体(コムーネ)への予算が28億ユーロ減額される見通しであることがある。

ローマ市長のヴァルター・ヴェルトローニはこのままでは、コムーネの提供するサービスが危機に陥ると言う。

ボローニャ市長のセルジョ・コッフェラーティは、予算案の所得税改正により、年収4万ユーロ(600万円)以上が増税になることにふれて、4万以上が「金持ち」(ricchi)だとパドア・スキオッパ経済相が述べているのを聞いて驚愕したといい、これでは、金持ちではなく、中間層に打撃になるとの危惧の念を表明している。

トリノ市のセルジョ・キアンパリーノは、市の鍵を首相府にお預けしたいと皮肉たっぷり。

首相の側は、対話に応じたいとしている。

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2006年10月 8日 (日)

モラッティ、ヴィエーリの盗聴を認める

Massimo_moratti1 マッシモ・モラッティ元会長

インテルの元会長マッシモ・モラッティは、捜査当局に対し、ボボ・ヴィエーリ選手の盗聴をしていたことを認めた(コリエレ・デッラ・セーラ、10月4日)。

マッシモ・モラッティは、ファッケッティと一緒に、元テレコムのセキュリティー担当ジュリアーノ・タヴァローリに会ってしばらく後に、クリスティアン・ヴィエーリ選手の盗聴を始めたと認めた。

しかし、デ・サンティス審判の盗聴に関しては、ファッケッティが、元審判のヌチーニからユヴェントゥスと審判のことを聞き知った後に、タヴァローリに助言を求めただけなのだと主張した。

誰もデ・サンティスを盗聴してくれと依頼はしていないし、タヴァローリがやったことは、彼の発意でやったことだ、と述べた。

モラッティの供述は、フランチェスコ・サヴェリオ・ボッレッリその他の捜査陣に対するもので、モラッティは、この事件当時、インテルの会長だったから、制裁の対象になりうる。会長職は、2004年1月に辞めている。

ヴィエーリに対する盗聴は、4,5年前のことで、インテルは定期的に、ある会社を通じて支払いをしていた。

しかしデ・サンティスに関しては、あくまで、ヌチーニからユヴェントゥスとデ・サンティスの特別な関係を聞いてから、タヴァローリに助言を求めただけだと主張している。

元マーニ・プリーテ作戦の中心人物だったボッレッリは、元審判ダニーロ・ヌチーニの証言を求めることになるだろう。

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シューマッハ、敗れる

Schumi13_1 鈴鹿でのF1で、フェラーリのシューマッハは、後半エンジン故障でリタイアし、ルノーのアロンソが優勝した(この項、Corriere.it およびフジ721)。

今季のF1は、二週間後のブラジル・グランプリを残すのみで、パイロットの得点争いでは、上海で同点に追いついたシューマッハは再びアロンソに10点差をつけられた。

これでシューマッハが年間優勝を獲得するには、ブラジル・グランプリでシューマッハが優勝し、アロンソが無得点に終わるしかなく、きわめて情勢は厳しくなった。

コンストラクターズ・ポイントも、上海グランプリでは僅差に迫っていたが、鈴鹿で、1位ルノーのアロンソ、2位フェラーリのマッサ、3位ルノーのフィジケッラという結果をうけ、ルノーが再びリードを拡げた。

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ムッソリーニは反ユダヤ主義だったか?

Mussolini2 コリエレ・デッラ・セーラ紙上で、ムッソリーニの反ユダヤ主義についての論争が続いている(コリエレ・デッラ・セーラ、10月3日)。

セルジョ・ルッツァートは、1938年の人種法までは、特に反ユダヤ的ではなかったという立場だが、ジョヴァンニ・ベラルデッリは、エティオピア進出が、反ユダヤに転じる契機だったという考えで、人種法よりも前からだったという論を展開した(9月21日)。

一方で、ベラルデッリは、ファシスト体制よりもずっと以前から反ユダヤ主義だったという考え方も退けた。

この議論は、『人種差別主義者ムッソリーニ』という著作を著わしたジョルジョ・ファブレの「反ユダヤ主義ームッソリーニがヒトラーをし向けた」という記事(9月22日)への評価の是非に端を発したものである。

これまでの通念では、人種法まではムッソリーニは、反ユダヤ主義者ではなかったというもので、ルッツァートはムッソリーニが姉妹エドヴィージェにあてた手紙で、イタリア人はいろいろな民族がまじっており、人種の純潔さやユダヤ人が危険だというのは、ほら話だと書いているのを引用している。

そういった通念を覆すべくジョルジョ・ファブレは、ムッソリーニが一貫して人種法以前から反ユダヤ的であったという「証拠」をあげ、ヒトラーの反ユダヤ主義もムッソリーニがけしかけた面があると論じたのである。

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2006年10月 7日 (土)

新しい所得税の全貌

イタリアの所得税がどう変わるかの全貌が明らかになった(コリエレ・デッラ・セーラ、10月3日)。

増税になる人↓  減税になる人↑(矢印の向きは所得の増減を示す)(ただし、以下の表には、家族の扶養控除は含まれていない)

年収 被雇用者 年金  自営
5千↑  0     0   -85
1万↑ -137      -144     -174
1万5千↑-111    -140    -263
1万6千↑-103     -131    -240
1万7千↑-96       -121    -218
1万8千↑-89       -112    -196
1万9千↑-82       -103    -174
2万  ↑ -75       -93      -152
2万1千↑-68       -84      -130
2万2千↑ -61       -74      -107
2万3千↑ -54       -65      -85
2万4千↑ -47       -55      -63
2万5千↑ -40       -46      -41
2万6千↑ -32       -36      -19
2万7千↑ -25       -27      -36
2万8千↑ -60       -83      -131
2万9千↑ -71       -90      -116
3万  ↑ -83       -98      -101
3万1千↑ -95       -105     -58
___________________________________________
3万2千↑↓-107   -113    +14
3万3千↑↓-118   -120    +86
3万4千↑↓-112   -69     +128
3万5千↑↓-89     -48    +140
4万  ↓  +28      +59     +200
4万5千↓ +146    +166    +260
5万   ↓  +263    +273    +320
5万5千↓  +380    +380    +380
6万   ↓  +480    +480    +480
6万5千↓  +580    +580    +580
7万   ↓  +680    +680    +680
7万5千↓  +780    +780    +780
8万   ↓  +980    +980    +980
8万5千↓  +1180  +1180  +1180
9万   ↓  +1380  +1380  +1380
9万5千↓  +1580  +1580  +1580
10万  ↓  +1780  +1780  +1780
11万  ↓  +1780  +1780  +1780
12万  ↓  +1780  +1780  +1780
13万   ↓  +1780  +1780  +1780
14万   ↓  +1780  +1780  +1780
15万   ↓  +1780  +1780  +1780

となる。年収が3万1千ユーロまでは、職種に関わらず減税となる。3万2千ユーロから3万5千ユーロまでは職種によって、減税になったり、増税になったりする。4万ユーロ以上は、職種に関わらず増税となる。

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元審判、試合への圧力認める

Pallone21 元審判のマリオ・マッツォレーニが、セリエAの試合でラツィオに有利となるよう圧力を受けたと告発した(コリエレ・デッラ・セーラ、10月3日)。

マッツォレーニは、テレビ番組《Striscia la Notizia》に出演し、審判指名者(desiganotore) のマッテイから、ラツィオ対カリアリ戦で、ラツィオに有利になるよう圧力を受けたと語った。

そして同内容を、ナポリ検事局に告発した。対象となる試合は、2005/06のセリエAの試合で、捜査は、シーズン全体におよぶ模様。

これまでのサッカー疑惑で、取り調べをうけた審判は数多くいたが、誰も上部から圧力を受けたと認めたものはいなかった。

だから、マッツォレーニは審判界の内部からプレッシャーを語った最初の人物ということになる。

マッツォレーニはテレビ出演して語る前に、サッカー連盟(Fedelcalcio) や  イタリア審判連盟(Aia)に話そうとして、4通の手紙を送ったが、まったく返事がなかった。「審判として19年のキャリアがあったが、頑なに閉ざされていると感じた。これほど重大な問題をだれも明らかにしようとしない」と語った。

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2006年10月 6日 (金)

インテルの命じた盗聴

De_santis盗聴されていたデ・サンティス審判

テレコム職員による大盗聴事件の中に、セリエAのインテル幹部依頼による審判に対する盗聴があったもよう(コリエレ・デッラ・セーラ、10月2日)。

先日逮捕されたテレコムのセキュリティー担当ジュリアーノ・タヴァローリの供述によると、インテルの幹部、特にジャチント・ファッケッティが、審判のデ・サンティスの盗聴をする任務をおわせたという。

元ピレッリとテレコムのセキュリティ担当だったタヴァローリは8時間にわたる取り調べを受け、その中で、ユヴェントゥスのモッジをめぐる事件で有罪となった審判デ・サンティスについて語った。

盗聴の任務は、2002年末から2003年始めにかけて受けたという。インテルの本部に元審判のダニーロ・ヌチーニが来ていて、まさにモッジとデ・サンティスの不透明な関係について語った。これを受けて、インテルのファッケッティは、ヌチーニにすべてを検察に告発するよううながした。

しかし、この元審判は、ミラノ検事局に何の証拠も提供せず、事件はお蔵入りしてしまった。

タヴァローリは、デ・サンティスの盗聴は自分がやったのは一部で、ほとんどはチプリアーニに委託してしまったという。

インテルの会長マッシモ・モラッティはこれまで、インテルは誰に対しても盗聴していない、と言明していたが、10月3日に、モッジ事件の取り調べの陣頭指揮にあたったボッレッリに会って話をする。

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アルコールの規制強化

Alcol イタリアで未成年には、公的な場所では一切アルコール飲料の提供・販売が禁止される(コリエレ・デッラ・セーラ、10月2日)。

バール、レストラン、ディスコテーカを含む公的な場所でのアルコール飲料の提供、販売が16歳からだったのが、18歳からに引き上げられる。

また、高速道路のサービス・エリアでのアルコール飲料販売は24時間全面的に禁止となる。現在は、22時から6時までと、アルコール度数の高い飲料の販売が禁じられているのみ。

この二つの規制は、2007年1月から適応される見込みだが、最新のデータに基づいている。

イタリア人の700万人は、危険と考えられる量のアルコールを消費している。

15歳以下の80万人の若者がアルコール飲料を飲んでいる。

若者がアルコール飲料を飲み始める年齢がイタリアでは11,12歳で、ヨーロッパの平均は14歳である。

高速道路でのアルコール飲料の販売・提供の全面禁止は、事故を減らすためである。8000人の死者のうち、40%が飲酒にからんでいる。疫学者はそのうち3500人の犠牲者は《避けうる》(evitabili)ものだったと規定している。

24歳以下で、運転中死亡したもののうち、酔っぱらい運転によるものは、去年一年で2500人にのぼる。

問題になるのは、アルコールの血中濃度(グラム/リットル)である。
0,5グラムまで 信号の色の区別や道路
        標識の識別が困難になる
0、1から1まで 危険への注意がおろそ
      かになり、過剰な安心感を持つ
1,5前後  動作の連繋がほとんどなく、
        事故の危険が大きくなる
2以上    嗜眠状態、車を運転する
        ことは、ほとんど不可能

イタリアで運転が違反とならないアルコール血中濃度の上限は、0、50グラムである(日本の場合は、呼気で定義しているが、血中濃度に換算すると0,3グラムに相当する)。


    体重50キロ  65キロ  85キロ
      男  女  男  女    男  女
生ビール 0,31 0,35  0,24 0,27  0,18 0,22
一杯(アルコール度数4度)
赤ワイン 0,92  1,06  0,71 0,81  0,54 0,66
一杯(12度)
蒸留酒 3,46  3,96  2,66  3,04  2,04 2,47
一杯(45度)

当然だが、量は同じでも、度数の高い酒は、血中濃度を高める。また、体重が少ないほうが、血中濃度が高まりやすく、体重が同じ場合、女性の方が血中濃度が高くなるということである。

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2006年10月 5日 (木)

所得税、変わる

Camera 今年度の予算案によって、所得税変更の全貌が明らかになった(コリエレ・デッラ・セーラ、10月2日)。

新たな所得税の区分と税率は次の通り。

年収           税率
1万5千ユーロまで  23%
1万5千1~2万8千 27%
2万8千1~5万5千 38%
5万5千1~7万5千 41%
7万5千超       43%

従来の区分と税率
2万6千ユーロまで  23%
2万6千1~3万3500 33%
3万3501~10万   39%
10万超         43%

税率の区分が4つから、5つになっている。単純に税率だけを見ると、年収が1万5千から2万6千までの人は税率が上がる。2万6千から2万8千までの人は下がる。2万8千から3万3500までの人は上がる。3万3500から5万5千までの人は下がる。5万5千から7万5千の人はあがる。7万5千から10万までの人はあがる。

ただし、税率が上下が、税額の上下を完全に決定するわけではない。控除の問題があるからだ。

新たな控除は次の通り。

被雇用者        控除額
8千ユーロまで     1840
8001から5万5千   1840
           から段階的減額
5万5千超         0
(以前は、3万3500で0になった)

自営           控除額
4800ユーロまで   1104
4801~5万5千   1104
          から段階的減額
5万5千超        0
(以前は、3万3500で0になった)

年金           控除額
7500ユーロまで   1725
7501~5万5千    1725
           から段階的減額
5万5千超         0
(以前は3万3500で0になった)

扶養家族         控除額
配偶者           800
   年収8万ユーロまで段階的減額
3歳以下の子供*    900
   年収9万5千まで段階的減額
3歳以上の子供*    800
   年収9万5千まで段階的減額
他の家族          750
   年収8万まで段階的減額
(以前は、年収7万8千で0になった)
*子供が3人以上の場合、控除額が1人あたり200ユーロ増額する(最初の3人を含む)。

この予算案に Cgil(イタリア労働総同盟)の書記長エピファーニは、自分たちの要求が聞き入れられたとして満足の意を示した。
   

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2006年10月 4日 (水)

年収4万ユーロまでは減税に

Schioppa2   パドア・スキオッパ経済相の予算案では、年収4万ユーロまでは、減税となる見込みだ(コリエレ・デッラ・セーラ、9月29日)。

また、cuneo fiscale と呼ばれる賃金にかかる税金および社会保障費の合計が減らされる。つまり、労働者と企業にとって減税となるわけだが、その総額は、90億ユーロ(1兆3500億円)で、二期に渡って実施されるようだ。またその配分は、企業側が60%で、労働者側が40%となる。

また、自動車税に関しては、大型のSUV車の税金を10%から20%上げ、逆に《Euro4》(2006年に発効した新しい排ガス基準)を満たしている車は5年間税金を免除する案が出ている。空気をより汚染する車(排気量が大きい、あるいは型式が古い車)には、より高い税金をかけていくという方針である。

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2006年10月 3日 (火)

年収7万ユーロ以上は、税率43%に

Manovra_1 プローディ首相とパドア・スキオッパ経済相

年収7万ユーロ以上の人は、税率が43%になる見込みとなった(コリエレ・デッラ・セーラ、9月28日)。

これは、300億ユーロの予算調整が急務となった中で、150億ユーロは歳入を増加させることにより、また、残りの150億ユーロは歳出カットにより達成することが目標とされたことによるもの。

高収入者にとっては、個人所得税 IRPEF( Imposta sul Reddito delle Persone Fisiche)が増税となる。

具体的な数字は以下の通り(となる予定)。

年収 現在の所得税 43%の所得税 増税
7万    22,690  22,690    0
7万5千 24,640  24,840    200
8万    26,590  26,990   400
8万5千 28,540  29,140    600
9万    30,490  31,290   800
10万   34,390  35,590  1200
15万   55,890  57,090  1200

この他、公務員の10%削減などが予定されている。

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2006年10月 2日 (月)

ミリンゴ大司教、破門される

Emmanuel_milingo エマヌエル・ミリンゴ元大司教

エマヌエル・ミリンゴ大司教が、4人の結婚した司祭を司教に任命し、破門された(コリエレ・デッラ・セーラ、9月27日)。

ミリンゴ元大司教は、76歳、ルサカ(ザンビア)の大司教であったが、2001年、韓国人女性のマリア・スンと統一教会のもとで結婚し、破門されかかったが、その時は、ジョヴァンニ・パオロ2世の説諭により、スンと別れて、ひっそりと暮らしていた。

しかし、今年7月再びワシントンにスンとともに姿をあらわし、教会における妻帯聖職者を認めるよう求めた。

9月8日、ヴァティカンの司教省長官のジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿は、10月15日までに恭順の意を示すよう求める書簡を送ったが、ミリンゴ大司教は、ワシントンの Married Priests Now!  という組織の本部で、4人の妻帯司祭を司教に任じたのである。

この行為により、ミリンゴは自動的に(latae sententiae) 破門となった。教義上は、教皇によってではなく、自らの行為によって破門となったとのことである。また、司教に任じられたはずの4人も破門となり、彼らの司教職は承認しないとヴァティカンは宣言した。

夫人のマリア・スンは、48歳であるが、二人は子供を欲しいと考えており、ミリンゴが子供をつくれる状態にあると述べた。

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ヴァティカン、安楽死を否定

Barragan3 バラガン枢機卿

ヴァティカンの保健従事者評議会議長のハビエル・ロザーノ・バラガン枢機卿は、安楽死を死への一行程であるとし、否定した(コリエレ・デッラ・セーラ、9月26日)。

保健従事者評議会はヴァティカンにある11の評議会のうちの1つ。バラガン枢機卿は、安楽死を明確に否定したが、同時に、執拗な治療(accanimento terapeutico)も無益で有害であるとして否定し、苦痛を緩和する治療(cure palliative)は肯定した。

コリエレ・デッラ・セーラ紙の依頼で実施された電話アンケート(対象:17歳以上の1002人、誤差3%)は次の通り。

イタリアで安楽死の合法化することが適切だと思いますか?
はい      20%
はい、ただし患者の肉体的苦痛が耐えがたい場合のみ
         38%
いいえ     37%
わからない   5%

ここからは、上の「はい」と条件付き「はい」を、ひとくくりに「はい」(全体では20+38=58%)とみなす。

ミサに行く頻度別の結果。
ミサに行かない
 はい    80%
 いいえ   18%
 わからない 2%
ミサに一年に数度行く
 はい    66%
 いいえ   28%
 わからない 6%
ミサに一月に数度行く
 はい    60%
 いいえ   33%
 わからない 7%
週に一度かそれ以上行く
 はい    35%
 いいえ   59%
 わからない 6%

年齢別
 18-24歳
 はい     70%
 いいえ   28%
 わからない 2%
 25-34歳
 はい    61%
 いいえ   35%
 わからない 4%
 35-44歳
 はい    62%
 いいえ   34%
 わからない 4%
 45-54歳
 はい    57%
 いいえ   36%
 わからない 7%
 55-64歳
 はい    53%
 いいえ   40%
 わからない 7%
 65以上
 はい    51%
 いいえ   42%
 わからない 7%

若い人ほど、肯定的であるという傾向は顕著だが、65歳以上でも、肯定が過半数に達している。

また、2001年に実施されたこの種の調査では、25%の人が考えたことがない、自分の意見を持っていなかったので、安楽死に関する自分の意見を持つ人が増えたことは明らかだ。

また、当時は過半数の54%の人が、いかなる場合においても安楽死は認められないとしていたので、ここ数年で、世論は変化していると言える。

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2006年10月 1日 (日)

安楽死をめぐる賛否

Napolitano2 ナポリターノ大統領

ピエルジョルジョ・ウェルビへのナポリターノ大統領の返書が端緒となった安楽死をめぐる論争は党派を越えて、多様な意見が交わされている(コリエレ・デッラ・セーラ、9月25日)。

ウェルビは、大統領にあてたビデオ・レターの中で、「大統領、私は人生を愛しています。人生は、あなたを愛する女性、髪をかけぬける風、顔にあたる太陽です。私は、メランコリックではないし、鬱状態でもありません・・・死ぬことを考えればぞっとしますが、残念ながら、私に残されたものは、もう人生とはいえません・・・生物学的機能を維持する頑固で馬鹿げた執拗さのみです」と述べている。

安楽死をめぐっては、いくつかの概念・キーワードを整理する必要があるようで、囲み記事から紹介する。

積極的安楽死(eutanasia attiva)
    末期患者に対し、直接的な行為で、たとえば患者に致死的薬物を投与することによって、死に至らしめる。

消極的安楽死(eutanasia passiva)
    末期患者に対し、生命に関わる薬や治療、たとえば人工栄養を中断することによって、死に至らしめる。

自殺幇助(suicidio assistito)
    誰かが、しばしば医師が、末期患者が死ぬのを手伝う。例えば、医師が薬物を処方し、患者はそれを自分で摂取する。

執拗な治療(accanimento terapeutico)
   状態の改善が期待できないのに、苦痛をともなう治療を長引かせることは、執拗な治療と考えられている。

尊厳死をもとめる遺書(testamento biologico)
    医師の処置に関し、患者にコミュニケーション能力が無くなった場合でも、患者の意志を尊重することを保証するための書類。

下院議長のベルティノッティは、安楽死を論ずることに賛成であるが、上院議長のマリーニは、安楽死を論ずることは論外だが、尊厳死を求める遺書については真剣に議論する余地がある、としている。

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