Cuneo fiscale
Cuneo fiscale がどう変更されるかのモデルケースが紹介された(この項、Il Giornale 8月31日)。
Cuneo fiscale は直訳すれば税の楔ということになるだろうが、労働の総コストにしめるすべての税を合わせたものである。つまり、労働者側の払う税金および社会保障分担金、雇用者側の払う社会保障分担金の合計である。
これが会社の払う労働費の何パーセントをしめるかというと、現在、45,4パーセントにものぼっている(モデルケースであって、収入の多寡により変わってくるがここでは、モデルケースのみを紹介する)。
プローディはこれを5ポイントさげる、つまりこのケースの場合、40,4パーセントにすることを総選挙の公約にしていたのである。
5ポイント下げた場合、どうなるのかが、Il Giornale 紙に紹介されている。
現在の場合。会社の払う費用が28129ユーロの場合、労働者の受け取る賃金は15366ユーロ。13,6パーセント即ち3825ユーロは所得税、6,9パーセント即ち1941ユーロは労働者側負担の社会保障分担金、24,9パーセント即ち7003ユーロは雇用者側の社会保障分担金である。
一方、5ポイント下げた場合。会社の払う費用は26636ユーロ。労働者の受け取る賃金は15875ユーロ(現在のケースとここがほとんど同じになっている)。所得税は、13,7パーセント即ち3640ユーロ。現在に比べ、プラス0,1ポイントとなるが、母数が下がっているので、絶対額では下がっている。
労働者の社会保障分担金は4,1パーセントで1092ユーロで、マイナス2,8ポイント。雇用者の社会保障分担金は22,6パーセントとなり6027ユーロで、マイナス2,3ポイント。
プラス0,1ポイントとマイナス2,8ポイント、マイナス2,3ポイントで、合計はマイナス5ポイントとなる。こうして、労働にかける税・費用をさげて、企業の競争力を高め、経済を活性化しようという狙いである。
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