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2006年8月27日 (日)

マンテーニャは、もろくて貸し出せない

Cristo_morto 「死せるキリスト」

マンテーニャの死後500年を記念して、マントヴァでマンテーニャ展が企画されているが、作品の状態が不安定で貸し出せないという問題にぶつかっている(コリエレ・デッラ・セーラ、8月23日)。

貸し出しが暗礁に乗り上げているのは、一つは、ミラノのブレーラ美術館の「死せるキリスト」(テンペラ画、68×81cm、1500年頃の作)、短縮法、つまり極度の遠近法で、非常に有名であり、映画作品にもしばしば引用される(たとえば、パゾリーニの「マンマ・ローマ」)。

もう一つは、ヴェネツィアのカ・ドーロという館にある「サン・セバスティアーノ」(1506年頃の作)。マンテーニャは、この身体に矢のささった聖人を好んで描き、同じ題材のものが、パリのルーブル美術館と、ヴィーンにもある。

両者ともに、今回のマントヴァでの展覧会に貸し出しを渋っており、主催者の中心人物であるヴィットリオ・ズガルビは、「誰かが嘘をついているのだ」と憤慨している。また、この二点の展示がないと、入場者は20万人減るだろうという。当然、収入も減るわけで、160万ユーロ(2億4千万円)の減となる見込み。

しかし、ブレーラ美術館側は、絵が「病んだ」状態であるとし、さらにヴェネツィアの「サン・セバスティアーノ」は修復中なのだという。

ルテッリ文化大臣は、当惑気味で、技術的問題の評価には立ち入らず、美術館が決定すべきであるとしている。

(なお、明日、8月28日から9月24日まで、仕事の都合で、更新が不定期となります。あらかじめご了承ください)。

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