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2006年8月 3日 (木)

恩赦法、下院で可決

Di_pietro 恩赦に反対のディ・ピエトロ議員

下院で、ウリーヴォ、フォルツァ・イタリア、UDCの賛成で、恩赦が可決されたが、中道左派の内部では緊張が高まっている(コリエレ・デッラ・セーラ、7月28日)。

賛成は460票。反対は、北部同盟、国民同盟の一部とディ・ピエトロ率いる価値あるイタリア。イタリア共産主義者党(Pdci)は棄権。

これで法案審議は上院に移る。可決された場合には、1万2千人の受刑者が自由の身となる。

恩赦の対象となるのは、今年の5月2日までに犯された犯罪で、刑が最大で3年、罰金が最大で1万ユーロ、軽減される。ただし、刑が確定しているもののみが対象となる。

恩赦の対象となる犯罪は、殺人(故意の殺人も含む)、窃盗、強盗、恐喝、故買、詐欺、組織的でない麻薬販売。減刑は、経済犯罪、公務執行妨害も含まれる。

対象とならない犯罪は、テロリズム、大量殺戮、誘拐、組織犯罪、未成年売春、幼児ポルノ、人身売買、性的暴行、マネーロンダリング、暴利罪。

恩赦の対象になる受刑者の人数は次の通り。

殺人   6152
窃盗   2148
公金横領  50
強盗   5175
麻薬の製造および販売 
     13264
公務執行妨害 388

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コメント

この恩赦法、だしたはいいけどでて5時間でスピード刑務所逆戻りの人とか、元奥さんを殺しにいって再逮捕の人とか、あまりにも快適な刑務所生活だったために、出て行きたくない!!!といった人とかが目白押しです。というか、釈放前に面接とかしないのでしょうかね。例えば誤認逮捕の可能性のある人から先に出すとか。。。でもイタリア、意外と受刑者のプライバシーや権利は守られているらしく、奨学金とかももらって大学のコースをとることができたりするそうです。ある意味一般の人より恵まれていたりするんだと、知り合いは憤慨していました。

投稿: yossy | 2006年8月 5日 (土) 07時41分

なるほど、大混乱ですね。
2万人も刑務所から出したら、大変なことが起きないほうがむしろ不思議かもしれません。

実際に受刑者を出す前から、(薬物中毒の)息子が帰ってきたら私を殺すに違いないと嘆く母親や、麻薬の元売人の北アフリカ出身者が、刑務所から出ると、また元の職業に戻らされると怖れていたり、出所しても行く先がない、身寄りのない人もいる、という報道がありました(7月31日)。

刑務所が、過密であるのは問題ですが、刑務所以外の福祉施設が必要な人の一時的避難所になっていた面もあるようで、それはどう解決するのかという問題が残りますね。

投稿: panterino | 2006年8月 5日 (土) 10時31分

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