ヴェネツィアのサンマルコにアレクサンダー大王の遺骸?
ヴェネツィアのサンマルコ寺院におさめられたサン・マルコの遺骸が、実は、アレクサンダー大王の遺骸ではないかという歴史家がいる(コリエレ・デッラ・セーラ、6月29日)。
その歴史家とは、Andrew Michael Chugg というイギリスの歴史家で、一年前に『アレクサンダー大王の失われた墓』という本を著わした。また、今年の9月に、パドヴァで、この説を展開する予定である。
アレクサンダー大王は、バビロンで死亡し、そのあと防腐処理されてエジプトに運ばれ、彼がつくり、彼の名を冠したアレキサンドリアに埋葬されたと考えられている。
サン・マルコの遺骸は、火葬してしまったという説とそうでないという説がある。彼の遺骸も、アレッサンドリアの大王の墓所に近いところ、あるいは同じところにあったというのである。
9世紀に、二人の商人ブオノ・ディ・マラモッコとルスティコ・ディ・トルチェッロがアレクサンドリアに出かけていき、サン・マルコの遺骸をこっそり持ち帰ったことになっているのだが、Chugg は持ち帰ったのは、アレクサンダー大王の遺骸だったのではないか、と考えるのである。
サン・マルコの遺骸が引き出されたときに、大王の遺骸が無くなってしまったというのがその根拠となっている。
これには、反対する学者もいるし、Chugg 自身も決定的証拠を握っているというより、一つの仮説としているようだ。
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